新しいスマホの購入を検討しており、iPhoneとAndroidのスペックや機能、価格を比較して「自分に最適なスマホを見つけたい」と考えている方もおられるのではないでしょうか
iPhoneとAndroidはそれぞれ利用できる機能やシステムが大きく異なるため、正しく比較した上で自分の用途にあったスマホを選ばなければ、購入しても使いこなせない可能性があります。
結論から言うと「使いやすさを求めるならiPhone」「機能性を求めるならAndroid」になります。
iPhoneはシンプルな操作性が魅力です。一方でAndroidは多機能でカスタマイズ性に優れており、機能性が高いです。
そこで本記事では、自分に最適なスマホを選べるようにiPhoneとAndroidのスペックや機能を比較した上で、それぞれの良さや特別な機能について解説していきます。
この記事を読めば自分に合ったスマホのブランドを選ぶことができ、「操作が複雑で使いこなせない」「求めていた機能が使えなかった」などのスマホ選びの失敗がなくなります。
1.iPhoneとAndroidのスペックや価格・特徴を比較
まずはiPhoneとAndroidのスペックや価格、特徴を比較してみましょう。
項目 | iPhone | Android |
---|---|---|
OS | iOS | Android |
製造メーカー | Apple | Samsung、Xiaomi、Xperia、富士通、シャープなど様々 |
価格 | 6〜15万円前後 | 1万円台〜12万円前後 |
カメラ | 4800万画素(iPhone14 Proの場合) | 1200万〜1億800万画素(メーカーによって違いあり) |
アクセサリ(ケースなど) | 多い | 少ない |
メモリの拡張 | 不可 | 可能(SDカード差し込み可) |
互換性の高いアプリ | ・マップ(iPhone純正アプリ) ・Safari |
・Googleマップ ・Googleドライブ ・Chrome |
防水・防塵 | 対応(iPhone7以降のシリーズのみ) | 対応(メーカーによっては非対応) |
おサイフケータイ | 非対応(Apple Payは利用可) | 対応(メーカーによっては非対応) |
ワンセグ・フルセグ | 非対応 | 対応(メーカーによっては非対応) |
充電器 | Lightning | USB Type-C、microUSB |
AIアシスタント | Siri | Googleアシスタント |
iPhoneとAndroidの大きな違いは製造元メーカーです。
iPhoneはAppleだけが作成できるものの、Androidはオープンソース(ソフトウェアが無償で公開されている)ため、専門知識さえあればどのメーカーでも作成することができます。
自分の用途に合ったスマホを見つけるためには、「どのようにスマホを使いたいか」「どんな機能を使いたいか」を明確にした上で比較することが大切です。
2.iPhoneがAndroidよりも優れている7つのポイント
iPhoneがAndroidよりも優れている7つのポイントは以下の通りです。
- Androidと比べて操作が簡単で初心者にも優しい
- iPhoneは型落ちでもサクサク動く
- iPhone人気が根強く買取・下取り金額が高い
- セキュリティが高く、ウイルスに感染しにくい
- 買い替え時のデータ移行が簡単
- iPhoneは日本人気が高く周辺機器・アクセサリーが充実している
- バッテリー持ちがよく外出時も安心
2-1.Androidと比べて操作が簡単で初心者にも優しい
iPhoneは利便性を追求した設計で直感的な操作がしやすく、スマホに慣れていない方でも扱いやすいです。
iPhoneはアイコンタップで目的アプリを瞬時に起動することができます。デザインもシンプルで複雑な機能がないため、スマホ初心者の方も安心して利用できます。
2-2.iPhoneは型落ちでもサクサク動く
iPhoneは数年前に販売された型落ちバージョンでもサクサク動きます。
Appleで製造されるiPhoneのOSは高速なデータ処理が可能で、販売から数年経った型落ちバージョンでもサクサク動きます。
また、iOSはメモリに負荷がかからないように設計されており、型落ちスマホでも動作が遅くなりにくいため、長く使えます。
一方、Androidの場合は、アプリ立ち上げの際にAndroidOSの起動とバックグラウンドでアプリを立ち上げる必要があり、処理に負荷がかかります。
つまり、Androidはアプリ起動時のデータ処理が複雑で、メモリやCPUに負荷がかかるため劣化しやすいのです。
そのため、中古でスマホを購入しようと考えている方は、「サクサク動く」「動作不良が少ない」という点でiPhoneの購入がおすすめです。
2-3.iPhone人気が根強く買取・下取り金額が高い
iPhoneは日本国内の人気が根強く、買取価格や下取り価格が高い傾向にあります。
iPhoneは日本国内のシェアが高く、中古商品でも人気の高い商品です。
例えば「iPhoneSE3」の新品価格に近いAndroid「Xiaomi 11T Pro 5G」の買取価格を比較すると以下の通りになります。
項目 | iPhone SE | Xiaomi 11T Pro 5G |
---|---|---|
販売時期 | 2022年3月21日 | 2021年11月5日 |
新品価格 | 62,800円 | 69,800円 |
買取価格 | 41,800~59,800円 | 27,800~34,800円 |
上記の表を見ると、両者の本体価格は近いものの、買取価格には数万円の差があり、iPhoneの方が高く売れることがわかります。
そのため、スマホの買い替え時にスマホを高く売りたいと考えている方は、iPhoneの購入をお勧めします。
ただし、本体のバッテリー消耗度や傷の有無によって買取価格が変わる可能性もあるので、注意してください。
2-4.セキュリティが高く、ウイルスに感染しにくい
iPhoneは独自のセキュリティが高くウイルス感染の心配が少ないです。その理由は「ウイルスに感染しにくい仕組み作り」と「iOSのセキュリティの高さ」にあります。
アプリストア(App Store)では、厳しいセキュリティ基準を設けており、少しでも脆弱性(セキュリティの弱点)が見つかった場合には、アプリをリリースすることができません。
また、万が一iPhoneがウイルス感染した場合でもウイルスがiPhone内のシステムや他のアプリに侵入できないよう強固なセキュリティシステムが導入されています。
一方でAndroidの場合は、OSがオープンソースということもあり、ハッカーによりセキュリティの脆弱性が見つけられやすく、ウイルス感染やハッキングにつながる可能性があります。
またAndroidのアプリストアであるGoogle PlayストアにはiPhoneのApp Storeのような厳しい審査基準がありません。
このため、AndroidよりもiPhoneの方がセキュリティが高く、ウイルスに感染しにくいです。
2-5.買い替え時のデータ移行が簡単
旧iPhoneから新iPhoneへ買い替えを行う際、データ移行を簡単に行うことができます。
iPhoneには、クイックスタートというサービスがあります。クイックスタートは新旧のiPhoneを近づけることで、古い端末から新しい端末にデータを移行することができます。
このため、データ移行のためのケーブルやバックアップを必要とせず、データ移行をスムーズに行うことができます。
スマホの買い替え時にデータ移行の不便さや、過去にデータ移行の失敗でデータが消えた経験のある方はiPhoneの購入をおすすめします。
2-6.iPhoneは日本人気が高くアクセサリーが充実している
iPhoneは日本で人気が高く、AndroidスマホよりもiPhoneの人気が高くマーケットが大きいため、スマホケースなどのアクセサリーが充実しています。
また、iPhoneによってはバージョン違い(12、13のケースを併用できる)のケースでも共通して使えることもあり、メーカーが製造コストや在庫リスクを抑えられることも、1つの理由としてあげられます。
一方でAndroidはメーカーが多く、スマホの形状も様々なので、お持ちのスマホによっては「スマホケースがない」ということもあります。
そのため、おしゃれや機能性の高いスマホケースを選びたい方はiPhoneがおすすめです。
2-7.バッテリー持ちがよく外出時も安心
iPhoneはバッテリー持ちがよく外出時でも充電が減りにくいので安心して利用できます。
iPhoneはハードウェア、OS、アプリケーションのすべてが電力効率を最適化するように設計されています。
実際に以下の動画では、AndroidとiPhoneのどちらの電力消費量が高いかが実験されています。
※Why iPhone Batteries Are So Smallより引用
この実験によると、5000mAhあるAndroidよりも4350mAhのiPhoneの方が充電が長持ちしたと言う結果が出ました。
Androidの場合はOS自体がオープンソースであり、OSや電力効率を最適化できません。そのため、AndroidよりもiPhoneの方が充電の持ちが高くなります。
ただし、これらの実験はiPhoneに搭載されているバッテリーに近いAndroidで実験されています。数万mAhの大容量のバッテリーを搭載したAndroidと比較しているわけではないため注意してください。
3.AndroidはiPhoneよりも優れている8つのポイント
AndroidがiPhoneよりも優れている8つのポイントは以下の通りです。
- 自分好みカスタマイズできる機能が優秀
- SD差し込みでストレージを拡張できる
- マルチウィンドウ機能で検索時間を短縮できる
- USBのタイプCを利用しておりデバイスとの親和性が高い
- ロック解除の種類が豊富で自分に合った素早いロック解除が可能
- Googleアプリとの親和性が高くアプリ間のスムーズな移動が可能
- デュアルメッセンジャーで2つの異なるアカウントを1つの端末で利用できる
- メーカーが豊富でAndroid端末の種類・大きさが豊富にある
3-1.自分好みカスタマイズできる機能が優秀
AndroidはiPhoneでは難しい操作設定や技術的な柔軟なカスタマイズが可能です。
Androidにはジェスチャーアプリというカスタマイズ機能が搭載されており、スワイプ後の動作をカスタマイズできます。
例えば、「上スワイプでホーム画面に戻る」「下スワイプでアプリの一覧を出す」などの操作が可能になります。
iPhoneではジェスチャー機能がないため、自身の用途に合わせて使いやすいように機能をカスタマイズしたい方はAndroidfがお勧めです。
3-2.SD差し込みでストレージを拡張できる
AndroidはSDカードを差し込むことでストレージを拡張できます。
Androidのほぼ全ての端末にSDカードの差し込み口が用意されており、ストレージ容量の減少に応じて新しいSDカードを差し替えれば、ストレージを拡張することができます。
スマホの容量不足の心配はありません。
一方でiPhoneは内部のストレージにアプリや写真などのデータを保存します。ストレージ容量はiPhoneの購入時に確定し、途中で追加することはできません。
そのため、ゲームや写真・動画データの保存でストレージ容量が心配な方はAndroidがおすすめです。
3-3.マルチウィンドウ機能で検索時間を短縮できる
Androidは画面を分割して2つのアプリを同時に操作できるマルチウィンドウ機能を利用できます。
マルチウィンドウでは、1画面をGoogle検索、もう1画面でGoogleマップを利用すれば、インターネットでおすすめのお店を探しながら、マップでお店の情報を検索するなど、検索時間を短縮することができます。
マルチウィンドウの使用例は他にもあります。
- Google検索とメモ機能を2画面に起動して学習効率を上げる
- Youtubeでゲームの攻略動画をみながら実際にゲームをプレイする
- ビデオ通話をしながらNetflixなどのVODサービスで動画を見る
2画面操作を検討されている方はAndroidがおすすめです。
3-4.USBのタイプCを利用しており急速充電・高速データ転送が可能
Androidの充電ケーブルにタイプCを利用しており、急速充電や高速データ転送が可能です。
USBのタイプCは給電量が大きい「USB Power Delivery」に対応しています。従来のUSB端子に比べて20倍の電力を供給できるため、高速充電が可能です。
また、タイプCは1GBのデータ転送をわずか0.9秒で実現できます。従来のUSBと比べると20倍の速度でデータを転送できるため高速データ転送も可能です。
最近はタイプCの充電器を採用したデバイスが増えてきているため、他のデバイスとの親和性も高いです。
外出先でスマホを利用する時間が長い方やスマホとPCを接続してデータを転送される方はAndroidスマホがおすすめです。
3-5.ロック解除の種類が豊富で自分に合った素早いロック解除が可能
Androidはロック解除の種類が豊富で、使用用途に合わせた素早いロック解除が可能です。
Androidには以下のロック解除があります。
- 顔認証
- 指紋認証
- 虹彩認証
- Smart Lock
「顔認証」「指紋認証」「虹彩認証」は人の顔や指紋、目の虹彩でロックを解除する方法です。
Smart Lockは、自宅や職場、特定のデバイスがある環境や条件を満たす場合、Androidスマホの毎回のロック解除を省くことできます。これらのロック解除方法を併用できるのがAndroidの特徴です。
一方でiPhoneには顔認証、もしくは指紋認証しかありません。また、iPhone8以降は指紋認証がなくなり、顔認証しか使えないため、ロック解除の手段が限られています。
そのため、「毎回ロックを解除するのが面倒」と考えている方にはAndroidがおすすめです。
ただし、メーカーによってはロック解除方法が異なる可能性があるため、注意してください。
3-6.Googleアプリやサービスと連携性が高い
AndroidはOSはGoogleアプリとの連携性が高いです。
その理由は「Android OS」はGoogleが開発したもので、Googleのサービスやアプリと連携しやすいように設計されているからです。
具体的には以下のようなサービスやアプリと連携できます。
- Gmail
- Googleドライブ
- Google Workspace
Androidには購入時点からこれらのサービスがインストールされており、購入後すぐにサービスを利用できます。
また、電話帳や写真データなどの重要なデータをGoogleドライブやGoogle Oneにバックアップしておけば、データが消えても復旧しやすいです。
iPhoneでGoogleのサービスやアプリを利用する場合はApp Storeからインストールし、初期設定を行う必要があります。また、GoogleのサービスやアプリはAndroidOSの設計に合わせた作りであり、使い勝手が悪くなる可能性があります。
Googleのサービスやアプリを多様している方はAndroidがおすすめです。
3-7.デュアルメッセンジャーで2つの異なるアカウントを1つの端末で利用できる
Androidは2つの異なるアカウントを1つの端末で利用できます。
Androidに搭載されているデュアルメッセンジャー機能では、同じアプリをもう一つ端末にインストールし、別のアカウントとして使用することができます。
例えば、メッセージアプリのLINEにデュアルメッセンジャー機能を活用すれば、LINEのアカウントを2つに分けて利用することができるのです。
これにより、個人用・仕事用の2つのアカウントを一つの端末で利用できるようになります。
一方でiPhoneにはデュアルメッセージ機能が搭載されておらず、2つのアカウントを併用するのに適していません。
メッセージアプリやゲームアプリなど、2つのアカウントを作成・利用したい場合はAndroidがおすすめです。
3-8.メーカーが豊富でAndroid端末の種類・大きさが豊富にある
Androidはメーカーが豊富で2つ折りスマホやリフレッシュレートやRAMの数値が高いゲーミングスマホなど、種類や大きさが豊富にあります。
AndroidOSはオープンソースでGoogleの端末以外にも搭載することが許されています。
ハードウェアを製造できる技術があればスマホを作ることができるため、Android端末の種類や大きさが豊富にあるのです。
一方でiPhoneのOSである「iOS」はAppleの自社製品にしか搭載できないため、性能や機能、サイズや色などの特徴に違いはありません。
そのため、2つ折りスマホや高スペックのゲーミングスマホなど、自身の用途に合わせたスマホを選びたい方はAndroidスマホがおすすめです。
4.iPhoneとAndroidの国内外のシェア率を比較
iPhoneとAndroidの国内外のシェア率は以下の通りです。
種類 | 国内シェア | 国外シェア |
---|---|---|
iPhone | 68% | 28% |
Android | 32% | 72% |
参考:Mobile & Tablet Android Version Market Share Worldwide Feb 2022 – Mar 2023
国内シェアの違いは修理業者やトラブル時の対応に影響があります。
日本人のほとんどがiPhoneを利用していることから、修理やトラブル解決の需要が高く、iPhoneに対応している修理業者が多いです。
一方でAndroidの場合は、シャープや富士通といったメーカーが多数あり、メーカーごとの端末に合わせた修理やトラブルに対応できる業者が少ないです。
そのため、急なトラブルにも対応できるサービスを求めるのであれば、iPhoneがおすすめです。
5.結局iPhoneとAndroidはどっちがおすすめ?おすすめすべき人の特徴
乗り換えや初めてのスマホを購入する場合は、以下の基準から自身に合ったスマホを選びましょう。
- シンプルで使いやすさを重視するならiPhoneがオススメ
- 目的別の機能重視ならAndroidがオススメ
5-1.シンプルで使いやすさを重視するならiPhoneがオススメ
シンプルで使いやすさを重視するなら、iPhoneがオススメです。
iPhoneは説明書を見なくても直感的に操作できるよう、タップ1つで電話やメッセージ、カメラや緊急時の通報などができるように設計されています。
そのため、スマホ初心者のシニアや子供でもすぐに使いこなせるようになります。
また、iPhoneは日本人の10人に7人が使っているほど人気のメーカーで困った時に周りに操作方法を教えてもらうことも可能です。
初めてスマホを使う方やシンプルな操作を重視する方には、iPhoneがおすすめです。
以下に「iPhoneがおすすめの人の特徴」をまとめておきますので、ご自身が当てはまるかチェックしてみてください。
- はじめてのスマホを購入予定
- スマホをみんなに自慢したい
- 綺麗な写真や動画を撮りたい
- 自分好みのスマホケースを選びたい
- MacBookやiMacなどのApple製品を利用している
- 家族や友人にiPhone利用者が多い
5-2.目的別の機能や性能重視ならAndroidがオススメ
「コンパクトなスマホがほしい」「ゲーム用のスマホがほしい」」など目的別の機能や性能を重視するならAndroidがおすすめです。
その理由は、Androidはさまざまなメーカーがユーザーニーズに合わせたスマホを製造・販売しているからです。
例えば、コンパクトなスマホを選びたい人向けに開発された折りたたみスマホの「Galaxy Z Flip4」やFPSやTPSゲームでも快適にプレイできるゲーミングスマホの「ROG Phone 5s Pro」などがあります。
また、大容量のバッテリーを搭載したスマホや最低限の機能を搭載した格安スマホなど、さまざまなニーズに合わせたスマホも販売されています。
目的に合わせた機能を重視してスマホを選びたい方はAndroidがおすすめです。
以下に「Androidがおすすめの人の特徴」をまとめておきますので、ご自身が当てはまるかチェックしてみてください。
- 自分好みにスマホをカスタマイズしたい
- マルチウィンドウを使いたい
- 値段の安いスマホを探している
- ストレージ容量を増やせるスマホがほしい
- Googleのサービスやアプリを利用する頻度が高い
- 家族や友人にAndroid利用者が多い
6.iPhoneとAndroidでコスパの良いスマホはどっち?
iPhoneとAndroidでコスパが良いスマホは、「耐用年数で判断するとiPhone」「買い替え時の値段でいうとAndroid」になります。
6-1iPhoneは本体は高いものの長く使える
同じスマホを長く使いたい方はiPhoneがおすすめです。
分析会社Asymcoの調査では「iPhoneはAndroidよりも平均して2倍以上の寿命である」という分析結果も出ており、一度買ったら長く使えるのはiPhoneになります。
参考:Analyst: Lifespan of Apple Products Average 2x Longer Than Android
同調査の「Androidスマホの耐用年数は2年」という結果を踏まえると、iPhoneの寿命は4年ということになります。
ただ、最新のiPhoneは本体価格が10万円以上するものもあり、本体価格はAndroidと比べて高額です。
6-2.Androidは耐用年数は低いものの買い替え時の購入費用が安い
Androidはスマホの本体価格が安いため、買い替えを視野に入れて安いスマホを
購入したい方はAndroidがおすすめです。
Androidは耐用年数は2年とiPhoneに劣るものの、本体価格がiPhoneよりも安いため、買い替えを視野に入れた上で値段重視でスマホを選ぶならAndroidがおすすめです。
例えば、Androidは3万円前後で購入できる端末があります。Androidの耐用年数を2年と考えると、4年で6万円前後になります。iPhone14Proの本体価格「14万9800円」と比べると約9万円もの差があります。
これらを踏まえると、2年おきに低価格のAndroidを買い替える場合は、iPhoneよりもAndroidの方がコストパフォーマンスは高いと言えます。
ただし、頻繁にスマホを買い替える必要があります。買い替えたスマホの設定や使い慣れるまでに時間もかかります。
7.まとめ
本記事では、iPhoneとAndroidのスマホ購入で悩んでいる方に向けて、それぞれのスペックや価格・特徴を比較しました。
iPhoneは「シンプルで使いやすいスマホを選びたい」と考えている人におすすめです。一方でAndroidは「使用目的にあったスマホを選びたい」と考えている人におすすめです。
iPhoneとAndroidのコストパフォーマンスを比較すると、耐用年数はiPhoneの方が長いです。しかし、スマホの本体価格で比較すると、Androidの方が安いため、「長持ちするスマホがほしいならiPhone」「費用を抑えてスマホを購入したいならAndroid」になります。