Facebook広告で成果を出すために、もっとも大切な基本設定が、このコンバージョン設定です。
広告を運用している方にとって、パフォーマンス改善のための重要な基本設定となります。
設定することで、よりコンバージョンしやすいユーザーや、コンバージョンしたユーザーに似ているユーザーへと広告が最適化されるように学習していくのがFacebook広告の特徴です。
Facebookのヘルプページを確認すると、1週間に50コンバージョンが計測されるとデータを元に最適化されると記載されています。
広告の成果を大きく左右する重要なコンバージョン設定。間違えなく設定していきましょう!
10分ほどで簡単に設定できますので、記事を参考にチャレンジをしてみてください!
Facebook広告のコンバージョン計測
コンバージョンを測定する方法には、「Facebookピクセル」と呼ばれるFacebook広告独自のタグを活用します。
このタグを広告運用するランディングページやホームページなどに埋め込むことで、数字を計測することができるようになります。
また数字を計測することで、データを蓄積することができ、そのデータをもとに広告配信が最適化されていきます。
2種類のコンバージョン計測方法
Facebook広告のコンバージョン測定方法には、2種類のやり方が存在します。
1つは、他のGoogleやYahoo!の広告などと同様に、商品の購入後や、登録の完了後に表示されるサンキューページに専用のコンバージョンタグを埋め込むことで、コンバージョン数を計測する方法。
もう1つは、Facebookピクセルをサイトに埋め込み、サンキューページのURLをトラッキングする、『カスタムコンバージョン』と呼ばれる方法です。
今回は、より汎用性の高い、2番目のご説明した、カスタムコンバージョンを活用したコンバージョン設定の方法をお伝えします。
カスタムコンバージョンの設定の2つのステップ
カスタムコンバージョンの設定には、2つのステップが必要です。
順を追ってみていきましょう。
実際に広告マネージャを開いて設定をしてみてください。
1、コンバージョン完了ページへのピクセルの埋め込み
まずは、コンバージョンが達成されたページへのFacebookピクセルの埋め込みが必要です。
ピクセルの発行は、メニューの「ピクセル」からおこなうことができます。
①ピクセルを選択
②ピクセルを作成
「ピクセルを作成」を選択し、Facebookピクセルを作成します。
③ピクセル名をつけ作成
基本的に、1つの広告アカウントにつき、1件のピクセルが発行されます。
上の画像にあるように、ピクセルを作成したあとに、コード(ピクセルコードのこと)のインストールが必要です。
インストールとは広告で運用するサイトにコードを埋め込むことを指しています。
④ピクセルの埋め込み方法を選択
複数のインストール方法がありますが、ここでは、「自分でインストール」を選択し進めていきます。
⑤ピクセルコードをインストールするメニューの「2」でピクセルをコピー
⑥「2」のコードをクリックして、ピクセルコードをコピー
「次へ」を選択すると、この先のページもありますが、ここでピクセルコードをコピーすれば、この表示は消していただいて結構です。
⑦コピーしたピクセルコードをコンバージョン完了ページに埋め込む
この手順が一番複雑です。
コンバージョン完了ページ、つまりお申し込みや登録のサンキューページにピクセルを埋め込みます。
自社でページを作成していない場合は、ページを作成した方に依頼をして埋め込んでもらいましょう。
ここまでが1つ目のステップです。
2、カスタムコンバージョンを作成する
つづいて、カスタムコンバーンジョンと呼ばれる設定をおこないます。
特定のURLをトラッキングする設定をすることで、設定したURLに到達したユーザーに反応し、コンバージョンを測定します。
①カスタムコンバージョンを作成
②必要な項目を設定
ピクセルが埋まっているコンバージョン完了ページのURLを入力します。
わかりやすい名前と任意カテゴリーを選択し、完了です。
名前は外部に表示されませんので、自社でコンバージョンだとわかる名前(下の画像参照)で大丈夫です。
またカテゴリもパフォーマンスに影響はありませんので、任意の項目で構いません。
値に関しては、有料のコンバージョンの場合は、その金額を入力しておくと、いくら売り上げているかを測定することができます。
以上でカスタムコンバージョンの作成は完了です。
まとめ
Facebook広告は、コンバージョン計測をすることで、その成果をもとにさらに学習し、ターゲティングの精度を上げていきます。
広告のパフォーマンスを左右する大切な設定ですので、確実に押さえておきたいです。
冒頭でもお話しましたが、一般的に1週間で50コンバージョン測定されると、広告配信が最適化されると言われています。
これを指標に、広告予算を決めたり、コンバージョンの設定をおこなっていきましょう。