「SNSの動画広告って効果あるの?」
「SNSの動画広告はどんな商品に合っているの?」
この記事を読んでいるあなたは、商品の販促手段の1つとしてSNS動画広告の利用を検討しているのではないでしょうか?
SNSは若い世代のユーザーが多く、拡散性にも優れていることから、広告との相性が抜群です。
一方で、商品の特性やターゲットとの相性によっては、狙った効果が全く出ないこともあります。
そこでこの記事では、SNS動画広告の強み・各SNSの特徴や事例などを幅広く紹介していきます。
本記事の内容を理解すれば、SNSの動画広告運用で大きな失敗をすることはなくなるでしょう。
Webマーケティング担当者や中小企業の社長の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. SNS動画広告の強み・メリット5選
ディスプレイ広告やバナー広告など、Webには多種多様な広告形態が存在します。
それぞれの得意分野は異なるため、目的に合った広告媒体を選ぶことが重要です。
そこでここからは、SNS動画広告の強みやメリットを5つ紹介していきます。
- テキストの5,000倍の情報を伝えられる
- 印象に残りやすい
- 拡散力に優れている
- SNSきっかけの購買行動が増えている
- 費用対効果が高い
1-1. テキストの5,000倍の情報を伝えられる
動画広告は、テキスト広告に比べて情報を効率的に伝えられます。
- テキストの5,000倍の情報を伝えられる
- 15秒の動画で静止画450枚分の情報を伝えられる
- 食品や会社の雰囲気など、言語化できない情報も伝えられる
基本的にWebのユーザーは、ネットの記事を飛ばし読みして情報を拾います。
そのため、テキスト広告にめいいっぱい情報を詰め込んでも、ユーザーにすべてを読んでもらうことは難しいでしょう。
一方動画広告なら、短い時間で濃密な情報をわかりやすく伝達できます。
特に雰囲気や人柄など、言語化がしにくい情報を直感的に伝えられるのは便利ですよね。
たとえば新卒採用で人を集めたいとき、テキストより動画広告の方が効果が高まります。
学生が気になることは、給与や勤務時間よりも「雰囲気はどんな感じ?先輩たちは優しいかな?」という点なはず。
伝えたいことを正確に、かつ大量に伝えられるのは、SNS動画広告の最大のメリットです。
1-2. 印象に残りやすい
ユーザーの印象に残りやすいのも、SNS動画広告の強みです。
人間は情報の収集に、視覚(87%)と聴覚(7%)を使って行うとのこと。聴覚まで刺激できる分、動画広告のインパクトは強くなります。
また、心理学に「3Vの法則」という言葉があります。3Vは「Verbal(言語)」「Vocal(聴覚)」「Visual(視覚)」を指し、記憶への残りやすさに影響するそうです。
動画広告には3Vすべての要素が含まれているため、商品の認知を広げるのに最適です。
1-3. 拡散力に優れている
SNSには「共有の文化」があります。
良かったコンテンツは他のユーザーにも拡散され、あっという間に認知が広がります。特にTwitterではその傾向が顕著です。
動画広告がSNSで拡散されれば、商品の認知を広げ、潜在顧客を増やすことができます。
ポイントは広告感・ビジネス感を限りなく消すこと。
商品紹介動画を拡散したい人はほとんどいないため、いかに面白くためになるコンテンツとして広告を作り込むかがポイントになるでしょう。
1-4. SNSきっかけの購買行動が増えている
インスタでオシャレなパンケーキやスイーツの写真を見つけて、「美味しそう!今度行ってみようかな」と興味を持ったことのある女性は多いはず。
近年はSNSがきっかけで購買行動を起こす人が増えているため、広告でうまくユーザーの興味を引ければ売上アップにつながるでしょう。
SMMLabの調査によると、インスタグラムユーザーの60%が、SNSの投稿がきっかけでECサイトの商品を買ったことがあると回答。
ユーザーの潜在欲求を突き刺すような動画広告を作れれば、ネット経由での成約を増やせる可能性があります。
1-5. 費用対効果が高い
SNS動画広告は、費用対効果に優れた広告形態です。
なぜなら、SNSはターゲットを絞った広告配信が可能だから。
SNSごとにターゲットの特色が違うので、彼らにあった適切な広告媒体を選ぶことがポイントです。
たとえば、インスタグラムには若い女性ユーザーが多く、フェイスブックにはビジネスパーソンが多いです。
化粧用品を売るなら、フェイスブックよりインスタグラムの方が費用対効果が高まるのは明らかですよね。
商品を訴求したいターゲットやペルソナが明確なら、ぜひSNS動画広告を利用してみてください。
2. 各SNS動画広告の特徴
広告で成果を上げられるかは「場所選び」で決まります。
場所選びを間違えると、どんなに魅力的な商品でも売れません。
そこでここからは、各SNSの特徴や強みについて見ていきます。
- ツイッター(Twitter)
- フェイスブック(Facebook)
- インスタグラム(Instagram)
- ティックトック(Tiktok)
順番に解説します!
2-1. ツイッター(Twitter)
ツイッターの特徴は以下の通り。
- リツイートによる情報拡散
- リアルタイム性が高い
- ターゲットを絞りやすい
特にリツイート機能は、短時間で情報を大拡散させられる可能性があるため、商品のプロモーションにうってつけです。
また、ツイッターはターゲティング精度も高く、特定のキーワードで呟いた人や特定の人をフォローしているユーザーなどに絞って広告を流せます。
ツイッター広告は、ターゲットやペルソナが明確な商品に向いているといえるでしょう。
2-2. フェイスブック(Facebook)
フェイスブックの特徴は以下の通り。
- ターゲティング精度がピカイチ
- 40〜50代のビジネスマンが多い
- toBに強い
フェイスブックは実名性なので、ターゲティングの正確性がダントツで高いです。
ほとんどのSNSは、予測ベースでターゲティングをしています。「このキーワードで検索する人は若い女性だろうな」のような感じなので、正確性に欠けます。
また、ビジネスパーソンが多く登録しているため、toBの商品をプロモーションしているのに向いているでしょう。
2-3. インスタグラム(Instagram)
インスタグラムの特徴は以下の通り。
- 若者女性が多い
- 購買行動の起点になることが多い
- 普通の投稿に似ているシームレスな広告を出せる
通常投稿に溶け込む、シームレスな広告を出稿できるのがインスタグラム動画広告の魅力です。
宣伝感・ビジネス感が強い広告はユーザーから嫌われますが、インスタグラムはこの点をうまく解消しています。
また、購買行動の起点になることが多いのもインスタグラムの特徴です。
飲食店やアクティビティに行く前に、インスタグラムで検索をしている人も多いのではないでしょうか。
2-4. ティックトック(Tiktok)
ティックトックの特徴は以下の通り。
- 動画広告に最適なプラットフォーム
- 若い世代からの圧倒的な支持
- インフルエンサーマーケティングに向いている
現在YouTubeの「ショート動画」がトレンドですが、この先駆けとなったのがティックトックです。
若い世代からカリスマ的な人気を集めるユーザーが多いため、インフルエンサーマーケティングにピッタリなSNSだといえるでしょう。
3. SNSの動画広告の事例
SNS動画広告をうまく使って、集客やプロモーションをしている企業を紹介します。
- Milton&Goose
- トヨタ自動車株式会社
- モンスターストライク
3-1. 【Instagram】Milton & Goose
子供向けのおもちゃを販売している「Milton&Goose」。
Milton&Gooseは、お客さまのお子さんが自社のおもちゃで遊んでいるインスタ投稿をシェア・拡散しています。
おもちゃ購入時に「遊んでいるところを撮影してインスタグラムにアップしてみてください」と書かれたカードを添付しているそうです。
お客さまとしても子どもの姿が拡散されて嬉しいですし、企業としても最高のプロモーション活動になります。
3-2. 【Twitter】トヨタ自動車株式会社
トヨタ自動車は宣伝キャラクターとして女優の新垣結衣さんを採用しました。
ツイッターで拡散された動画では、新垣さんがユーザーに語りかけるような作りになっており、2万個近くのいいねが集まりました。
3-3.【Tiktok】モンスターストライク
https://www.monster-strike.com/
モンスターストライクのTiltok動画は、「片目をつぶるとモンスターが飛び出して見える」という面白い工夫が施されています。
Tiktokに投稿できる動画は最大15秒。短時間でいかにインパクトを与えられるかが勝負になります。
4. SNS動画広告の制作フロー
具体的な動画制作フローを紹介します。
- 目的・ターゲット・媒体の選定
- 構成・台本の作成
- 媒体に合った動画の作成
- ユーザーの反応を見て改善
4-1. 目的・ターゲット・媒体の選定
まずは以下の3項目をクリアにしましょう。
- 目的:何のために動画広告を作るのか?
- ターゲット:誰に対して広告を流すのか?
- 媒体:どこで広告を流すのか?
この3つを明確にしなければ、コンテンツの一貫性が損なわれ、誰にも刺さらない広告になってしまうでしょう。
特に目的の部分は重要です。「認知を広げるため」と「商品を買ってもらうため」では、求められる広告のクオリティは全く違ってきます。
まずはこれら3項目をチームで話し合い、認識を共有しましょう。
4-2. 構成・台本の作成
動画の流れを決めていきます。
動画広告は短い時間で伝えたいことをシンプルにまとめなければいけないので、丁寧に構成を作り込む必要があります。
ちなみに、最もシンプルな構成が以下の「問題提起型」。
- 問題提起:「こんな悩みありませんか?」
- ソリューション:「この商品で解決できます!」
- 詳細説明:商品の機能について解説
- 誘導:申し込みリンクやホームページに誘導
ぜひ試してみてください。
4-3. 媒体に合った動画の作成
掲載するSNSに合った動画を作っていきます。
掲載媒体によって、動画のサイズや掲載時間が異なります。事前に必ず確認しておきましょう。
4-4. ユーザーの反応を見て改善
広告を流しているうちに、ユーザーの反応やアクションのデータがどんどん溜まっていきます。
ユーザーの反応を元に、PDCAを回していきましょう。SNS動画広告はここからが本番です。
5. SNS動画広告に強い会社
「社内にマーケティングができる人材がいないから、他の会社さんに頼みたいな」
広告運用は専門性が必要な仕事なので、知識ゼロで取り組むのは少々難しいかもしれません。
そこでここからは、SNS動画広告に強い企業を3社紹介します。
- 株式会社CACTAS
- 株式会社プルークス
- デジタルアスリート株式会社
5-1. 株式会社CACTAS
CACTASのサービスである「VIDEO CROWD」では、社内のクリエイターがチームを組み、動画を使って企業課題を解決するサービスを提供しています。
幅広いネットワークの中から厳選されたクリエイターでチームを組むため、クラウドソーシングでは難しかった質の担保問題を解消します。
専任ディレクターが企業課題について細かくヒアリングしてくれるので、限りなく希望に近い動画を作ってもらえるでしょう。
5-2. 株式会社プルークス
動画マーケティング専門の企業「株式会社プルークス」。
経営コンサル出身の社員さんが、動画制作を企画〜運用まで一貫して手がけてくれます。
銀行や業界最大手企業との取引実績もあり、その信頼度は抜群。ぜひ動画運用を依頼してみてください。
5-3. デジタルアスリート株式会社
デジタルアスリートには、高確率で成果を出せる仕組みが整っています。
10年以上繰り返してきた仮説検証をもとに、どのような業種のビジネスにも通用するマーケティング施策を確立しました。
実績豊富な企業に依頼したい人は、ぜひデジタルアスリートへの外注を検討してみてください。
6.まとめ
ここまで、SNS動画広告について幅広く解説してきました。
SNS市場も動画市場も、これからどんどん成長していくことが予想される領域です。ぜひ早い段階で参入して、自社の売上アップに繋げましょう!