こんにちは!FunTre株式会社代表の谷田部です。
すごく簡単なことを変えるだけで人生に差がつく時間の使い方を、日々YouTubeにてお伝えしています。
世の中全体としては在宅勤務という形態がかなり広まっていってるのではないかと思います。
在宅勤務は便利なことなのでどんどん広がっていいと思うんですけど、このなかで最も難しいのは人材の評価、いわゆる人事評価基準とか人事価制度という部分ですね。
以前の動画でもお伝えしたのですが、私の会社では2016年から積極的に在宅勤務を進めてきて、現在はほとんどの社員が在宅勤務を行っています。
実際に隣で働いて勤務しているオフィス勤務とはいろいろな所でまったく勝手が違ってきます。
そういうなかで人事評価制度や人事評価の基準というのも大きく変わっていって、失敗もしましたがだんだん「これだ!」っていうものが出来上がってきました。
今日はそういった私たちの経験から出てきた、在宅勤務に取り入れるべき5つの人事評価基準をお伝えしていきたいと思います。
1. 成果の評価
それでは、在宅勤務に取り入れるべき5つの人事評価基準の1つ目、「成果の評価」です。
やはり過程よりも成果を評価する必要がどうしても出てきます。
成果評価というものがすべてはいいわけではないというのはわかっています。
ただやっぱりその人が何を頑張っているのか?
実際に今どういう動きをしているのか?っていうのは、どうしても隣にいるときよりも見えにくくなっていきますので、成果での評価っていうのは、全体が納得しやすい評価になっているのは間違いないです。
もちろんこの成果というのは売上を評価するだけではありません。
なるべくそれぞれの人がやっている作業を点数やポイントなどの、みんながわかりやすい形態に落とし込んでいくっていうのが大切です。
それぞれの人がやっている作業を、わかりやすい形態に落とし込む。
・どのくらい重要な業務か?
・どのくらい時間がかかるか作業か?
・どのくらい難易度が高い内容か?
ということを数値化していくっていうことです。
私の会社ではさまざまな仕事に対して貢献ポイントというポイントに数値化することにしています。
そしてその貢献ポイントが多いか少ないかで、そのポイントと給与が連動しているようになっています。
これが完璧にうまくいってるっていうわけではないんですが、今では納得感が前よりも得られるような評価基準になってきているのかなと思っています。
なのでやっぱり成果を評価する、そしてそれをみんなが納得するポイントやシステム、数値化にしていくってことが大切かなと思います。
2. 360度評価
それでは5つの人事評価基準の2つ目「360度評価」です。
360度評価というのは上司による部下の評価だけではなくて、同僚や部下からも評価されること、例えば、同僚とか自分の部下から評価をされるということです。
周辺の社員による多面的な評価をしていくことで、周辺社員による多面的な評価をすること、いろいろなフィードバックを得るということが目的になっています。
そして私の会社ではこの今の働き方にはすごく対応しやすい役立つ評価システムかなと思っています。
チャットやオンラインミーティングが多くなっていくなかで、在宅勤務だと上司が部下のことを把握しきれなません。
上司は基本的に部下全員のことを把握することは難しいです。
そうなるとどうしても上司と一緒に仕事をしている部下はきちんと評価されます。
上司と一緒に仕事をしていない部下はあいまいな評価になってしまうということがあると思います。
360度評価制度は多面的にその人を評価できるので、関わった人がみんなでその人のことを評価してくれるという仕組みになっています。
そうすると本人も見られていない上司から評価されるよりは、一緒に関わった人からの評価をもらえるので、納得感が高くなります。
こういったみんなバラバラになっている働き方のなかでは正確性の高い、納得感の高い評価基準の1つなのかなと思っています。
3. ピアボーナス
それでは5つの人事評価基準の3つ目「ピアボーナス」です。
ピアボーナスとは、仕事の成果や日常の行動に対して従業員同士で感謝の気持ちを表し、報酬を送りあう仕組みです。
「ありがとう」の気持ちを報酬として送りあう仕組みのことを言っています。
これはもともとこの在宅勤務が進む前から日ごろの動きのなかで称賛する文化を育て、コミュニケーションを活性化させる効果がある、という意味でとても注目されている評価の方法になります。
実際にこの在宅勤務が多くなった世の中においても、かなり効果的かなと思っています。
なぜかと言うと、在宅勤務って担当の決まっていない仕事、ピアボーナスがもたらした効果、担当が決まっていない仕事、つまり、気がついた人がやろうという仕事が置き去りになってしまうんですね。
気がついた人がやる仕事が置き去りになってしまいがちだったことを阻害することができます。
進んでやってくれる社員が増えた、もともと、なんとなく気がついた人がやろうっていう仕事っていうのは、オフィスにみんな集まっていれば、なんとなくそれをやってくれる人がいたんですが、家で仕事をし始めると当たり前ですけどそういったものが目につかなくなったり、社員はだんだんそういった仕事を受け取らないようになってきます。
自分の家にずっといるからそういったついでの仕事、追加の仕事っていうのは受け取りたくないていうのがみんな本音です。
そういうなかでそういった誰もやらない、誰かがやらなくてはいけない仕事を受け取ってくれる。
進んで受け取ってくれる社員ってとても貴重になります。
なので、それを形にしたのがこのピアボーナス。すごくいいシステムだなと思っています。
そしてそういったことを受け取ってくれる社員っていうのは、社内でも、もともと評価されて重宝されているので、先ほど申し上げた360度評価の中でも結果的にすごく評価が高くなっています。
場所を離れていても仲間を想う気持ちを育てる必要がありますので。
このピアボーナスという評価制度は在宅勤務にとても役立つかなと思っています。
4. デジタルスキル
それでは5つの人事評価基準の4つ目「デジタルスキル」です。
在宅勤務が進むと同時にデジタル化は進んでいきます。
あらゆるものがオンラインに収まっていきます。そうすると必然的にデジタルのスキルって絶対に必要になってきます。
もちろん、Word、Excel、PowerPointができるってのは当たり前です。
これもう絶対必須です。
その上でデジタルツールの操作ができる人とか、プログラミングが分かる人とか、HTMLができる人っていうのは必要になってきますし、仕事も増えてきます。
つまり、パソコンができる人は評価される、活躍できる場面が増えてきてるってことですね。
こういったデジタルスキルが高い人材に会社に来て欲しいとか、会社に残って欲しいと思うなら、それは人事評価基準、人事評価制度に反映してきちんと評価する姿勢を見せるべきかな思っています。
5. 影響力、発信力
それでは5つの人事評価基準の最後に5つ目「影響力、発信力」です。
在宅になってオンライン会議が増えていくと、どうしても会議の中での発言というのは減ってきます。
これはどうもしようもないことなんですが、1つのオフィスにみんなで集まってやっていたときのような一体感が減ってしまいます。
私たちの会社でもそういうことがありました。そんななかでオンラインでも積極的に発言したり、会社のために進んで行動してくれる人材ってすごく貴重になります。
そういったことをしてくれる人のことを、FunTreでは「影響力を持っている人」というふうに表現しています。
そういった人を中心に積極的な雰囲気を作ってくれる、影響力のある人は
・積極的な雰囲気を作ってくれる
・前向きな雰囲気を作ってくれる
・みんなバラバラにいても人を惹きつけて引っ張っていってくれる
そして、そういう人は社内だけではなくて、社外の人にも影響力がある人かなと思っています。
なので、影響力発信力というものを私たちは評価の基準の1つとしています。
これはとても今の生活様式に合っている、会社に合っているかなと思っています。
6. 在宅勤務の人事評価基準を定めて社内の活気作りを
いかがでしたでしょうか?
最初に申し上げたとおり、在宅勤務ってやっぱりとっても便利です。
ただ1点、人事評価が難しいので、「みんなが納得する評価」というのが難しくなってきています。
そしてこれはこの人事評価制度や人事評価基準というのは、これまでとはまったく違うものなんだと考えた方がいいと思います。
なので、新しく対応していくための人事評価基準っていうのを今日、言ったことを参考に考えてみてもいいのかなと思っています。
ぜひ参考にしてください。
それで今日も復習していきたいと思います。
在宅勤務に取り入れるべき5つの人事評価基準
1. 成果の評価
2. 360度評価
3. ピアボーナス
4. デジタルスキル
5. 影響力、発信力
ぜひ参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で失礼します!
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