【完全版】海外SEOを攻略して外国人を集客しよう!全方法まとめ

SEOで外国人を集客したい。どうやってやればいいの?
日本と海外のSEOに違いってあるの?

この記事にたどり着いたあなたは、海外の人をターゲットに自社商品を販売しようと考えているのではないでしょうか?

しかし「海外のSEOってなんだか難しそう……」と不安な気持ちがあるはず。

実は、難易度は日本のSEOと大きな違いはありません。ただ、海外のSEO特有の注意点や施策があります。

そこでこの記事では、海外SEOの基礎知識について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

この記事さえ読めば、海外SEOの成功に必要なことがすべてわかりますよ。

1. 海外SEOと日本SEOの違い

海外

海外SEOと日本SEOの大きな違いは、以下の2点です。

  1. 求められるコンテンツの違い
  2. 主流な検索エンジンの違い

それぞれ詳しく解説します。

1-1. 求められるコンテンツの違い

日本で高評価を受けたコンテンツが、海外にも受け入れられるとは限りません

なぜなら、文化や趣向、バックグラウンドによってニーズは異なるからです。たとえ同じモノでも、感じ方は人それぞれですよね。

たとえばイギリス人は、目的のない貯金をせず、家族との時間やちょっとした贅沢にどんどんお金を使ってしまう傾向があります。

そう考えると、同じ「貯金 方法」というキーワードでも、日本人とイギリス人の検索意図にはズレがありそうですよね。

海外SEOでは、ターゲットユーザーの文化や価値観に合わせたコンテンツ制作がカギになるでしょう。

1-2. 主流な検索エンジンの違い

主流な検索エンジンは、国によってさまざま。

日本ではGoogleが圧倒的なシェアを占めていますが、ヨーロッパではBing、中国ではBaiduが主流な検索エンジンです。

日本で一般に「SEO対策」といわれているのは、あくまでGoogle上で有効な施策

戦うフィールドが変われば、当然ルールも変わります。

検索エンジンによって最適なSEO対策を行うことが重要です。

2. 海外SEOを行うメリット

海外SEOを成功させるために必要なコストは、決して小さなものではありません。

ただ、コストが大きい分、大きなリターンが期待できます。

ここからは、海外SEOを行うメリットについて解説します。

  1. 日本にいながら現地の人を集客できる
  2. ブランディングできる

2-1. 日本にいながら現地の人を集客できる

1つ目のメリットは、日本にいながらターゲット国のユーザーを集客できることです。

外国人を集客する場合、通常は海外の代理店やコンサル、マーケティンング会社の手を借りるのが一般的です。

ただ現地企業による代行だと、スタッフを現地に向かわせるコストがかかったり、ブランディング効果が弱かったりするデメリットがあります。

また代行の契約期間が終わると、集客効果が一気に落ちてしまう可能性も。

海外向けにSEO対策を行うことで、日本にいながら現地の人を効率的かつ継続的に集客できます。

2-2. ブランディングできる

海外SEOはブランディングにつながります。

ブランディングとは「〇〇といえばあの企業だよね」という、企業に対する顧客のイメージ。

効果的なブランディングは、自社商品が選ばれる理由になります。

たとえばほとんど同じ味の水が並んでいても、全く知らない商品より「いろはす」を買ってしまう人は多いでしょう。これがブランディングの効果です。

有益なコンテンツを通して前向きなイメージを形成できれば、競合との圧倒的な差別化につながるでしょう。

3. 海外SEOの注意点

海外SEOの具体的な施策を紹介する前に、前提となる2つの注意点をチェックしておきましょう。

  1. 言語によってSEO対策の難易度が変わる
  2. ネイティブでないと海外SEO攻略は難しい

順番に解説します。

3-1. 言語によってSEO対策の難易度が変わる

Wikipediaによると、インターネットコンテンツの59.3%が英語で作られもので、日本語の割合は2.4%とのこと。

単純計算で、英語コンテンツの量は日本語の約23倍あることになります。

コンテンツの量が多ければ、その分競合の数も増えます。もちろんコンテンツ数がそのまま難易度を表しているわけではありませんが、この点には注意が必要でしょう。

とはいえSEOの表示順位は「相対評価」なので、コンテンツ量が足りていないジャンルを選べば勝ち筋は十分あります。

3-2. ネイティブでないと海外SEO攻略は難しい

有益な日本語コンテンツを作って、現地の言葉に機械翻訳すればいいんじゃない?」と思った方もいるでしょう。

このやり方では、SEO対策は失敗します。機械で翻訳した文章は、心に刺さりません。

たとえばオバマ大統領のスピーチの一節を日本語翻訳してみましょう。

「今日、私たちが直面している課題は現実のものであるとあなたに言います。 彼らは深刻で、たくさんいます。 それらは簡単にまたは短期間で満たされることはありません。 しかし、これを知ってください、アメリカ-彼らは満たされるでしょう。」

意味はなんとなく伝わりますが、お世辞にもわかりやすいとはいえませんね。

海外SEOのコンテンツは、ネイティブもしくは現地の文化を深く理解した人が作成しましょう。

4. 海外SEOの具体的な施策

それではここから、海外SEOの具体的な施策について紹介していきます。

自社で実際に施策を実行しているイメージをしながら、読み進めてみてくださいね。

  1. コンテンツはネイティブが作る
  2. 言語ごとに独自のドメインを用意する
  3. 現地対応のサーバーを選ぶ
  4. 国コードトップレベルドメインを使う
  5. Googleサーチコンソールでジオターゲティングする
  6. HTMLにlang属性を記述する
  7. サイトスピードを改善する

4-1. コンテンツはネイティブが作る

サイトのコンテンツは、ネイティブや現地に詳しい人が作りましょう

現地の人のニーズに寄り添ったコンテンツを作るには、文化や宗教、価値観への深い理解が欠かせません。

ただ現地の言語が使えるだけでは、表面的な記事しかできないでしょう。

ネイティブな人材がいない場合の対処法は、記事の後半で紹介します。

4-2. 言語ごとに独自のドメインを用意する

多言語対応サイトを作る場合、言語ごとに独自のドメインを使いましょう。

同じURL内にさまざまな言語が混ざっていると、コンテンツを綺麗に整理するのが難しく、ユーザーの離脱につながります。

  • ドメインの変更
  • サブドメインの変更
  • サブディレクトリの変更

以上のいずれかで対応しましょう。ただ、できれば言語は一つに絞った方が、最短で結果を出しやすくなるでしょう。

4-3. 現地対応のサーバーを選ぶ

現地が対応しているサーバーでサイトを運営しましょう。

日本純正のサーバーを使うと、海外からのアクセスがブロックされてしまうかもしれません。

おすすめのサーバーはAWSです。AWSであれば、基本的にどの地域でもアクセスできるでしょう。

4-4. 国コードトップレベルドメインを使う

まだドメインを取得していないなら、「国コードトップレベルドメイン」を使いましょう。

国コードトップレベルドメインとは、国や地域を対象に付与されている固有のトップレベルドメインである。ドメイン名においてその末尾に表される。(引用:wikipedia)

たとえば日本なら「.jp」、イタリアなら「.it」という具合です。

国コードトップレベルドメインを使えば、検索エンジンに「このサイトは〇〇国をターゲットにしたサイトです」と伝わり、SEOに好影響を与えます。

4-5. Googleサーチコンソールでジオターゲティングする

すでに独自ドメインを用意してしまっていても問題ありません。Googleサーチコンソールを使えば、ターゲットを検索エンジンに伝えられます。

Googleサーチコンソールの「国によるターゲット設定ツール」であれば、どんなドメインでも国情報を送信することができますよ。

4-6. HTMLにlang属性を記述する

HTMLにlang属性を記述すると、検索エンジンに多言語対応していることを伝えられます。

設定しないと、海外から検索しても日本語のサイトが表示される可能性があります。

以下のサイトから言語コードを取得し、headタグ内に埋め込みましょう。

http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/iso639.html

4-7. サイトスピードを改善する

日本に比べて、海外のネットワークは表示速度が遅いです。

表示速度が遅いと、サイトからの離脱率が跳ね上がり、SEOに悪影響を与えます。こまめに改善し、サイトスピードを一定に保ちましょう。

改善には「Test My Site」を使います。

5. ネイティブSEOマーケターが見つからない場合の対処法

ネイティブ人材が社内にいないし、求人を出してもなかなか見つからない」というケースも多いでしょう。

そのような場合の対処法を3つ紹介します。

  1. ネイティブであれば未経験者でも採用する
  2. 現地への理解が深い監修者をつける
  3. 外注する

5-1. ネイティブであれば未経験者でも採用する

ネイティブや現地で生活経験のある求職者を見つけたら、マーケティングやライティング未経験でも採用してみましょう。

マーケティングスキルは入社後に磨けば良いですが、豊富な現地経験を入社後に行うのは難しいですよね。

またSEOは長期的な対策が不可欠なので、即戦力にこだわらなくても問題ありません。

海外SEOのリクルートで最も重要視すべきは「現地への深い理解」。後天的なスキルは後回しにしましょう。

5-2. 現地への理解が深い監修者をつける

内容の正確性をネイティブの人にチェックしてもらうだけでも効果があります。

「言語は使いこなせるが、現地の文化への理解度は低い」人材が社内にいるなら、このような監修者をリクルートして、役割を分担しましょう。

5-3. 外注する

自社内のリソースに余裕がないなら、SEO専門の企業に外注するのも良いでしょう。

海外SEOを攻略するのは、決して簡単なことではありません。特に専門知識のある人材が社内にいないなら、成功率はさらに下がります。

だったら最初からプロに外注し、確実な成果を狙った方が良いでしょう。

6. 海外SEOの外注におすすめの企業

最後に、海外SEOの外注先としておすすめの企業を紹介します。

  1. 株式会社インターアド
  2. 世界へボカン株式会社
  3. ワークシフト・ソリューションズ株式会社

6-1. 株式会社インターアド

インターアド

株式会社インターアド

株式会社インターアドは、多言語対応型デジタルマーケティングの支援を専門としています。

対象地域に寄り添った適切なWeb施策を立案・実行してくれるため、効率よくサイトを運営できるでしょう。

特に市場調査の精度は、業界随一のレベルです。

6-2. 世界へボカン株式会社

世界へボカン

世界へボカン株式会社

世界へボカン株式会社は、全世界に通用する「本質的なSEO対策」が強みのWebマーケティング企業です。

市場調査を行うのは、英語ネイティブのベテランマーケター。社内にネイティブ人材がいない企業におすすめです。

特に越境ECを運営している企業は、世界へボカンに外注すれば間違いありません。

6-3. ワークシフト・ソリューションズ株式会社

ワークシフトソリューションズ

ワークシフト・ソリューションズ株式会社

ワークシフトの特徴は、4万人のオンライン外国人ワーカーによるコンテンツ作成。

現地の人により作られるコンテンツだからこそ、ユーザーのニーズを満たすことができるのです。

7. まとめ | 日本にいながら外国人を集客しよう

ここまで、海外SEOの基礎知識について解説してきました。

海外SEOは難しいイメージがあるので、実行する企業の数は決して多くありません。だからこそ、チャレンジする価値があるといえます。

ぜひ本記事を参考に、海外SEO対策に挑戦し、日本から海外在住の外国人を集客しましょう!

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