インターネットの普及により、ソーシャルメディアを利用する人が増加しています。
現代では個人だけでなく、消費者とのコミュニケーションツールとしてSNSを活用する企業も多いでしょう。
今やSNSは顧客獲得のためには非常に大切なツールです。
実はこの2つのツール、連携して投稿することが可能なのです。
インスタグラムとツイッターを連携することで、一度の投稿でプロフィールにそれぞれリンクを貼ることができたり、写真と同時に投稿することができるので大変便利です。
今回はSNSを代表するインスタグラムとツイッターの連携方法を詳しく解説していきます。
1. Instagramとtwitterの違い!今さら聞けない基本情報!
ソーシャルメディアを代表するSNSは、コミュニケーションツールだけでなく、ブランディングツールとしても注目を集めています。
SNSの中でも人気の高いInstagramとtwitterを、同時に運用する人も多いでしょう。
ではInstagramとtwitterには、どのような違いがあるのでしょうか。
1-1. Instagramは写真が中心
Instagramは、写真や動画をメインに投稿するSNSです。
そのため、ビジュアルの情報を主体としたコミュニケーションツールと言われています。
文章も投稿できますが、あまり活用しているユーザーはいません。
写真や動画を投稿する時の説明文として文章を投稿したり、ハッシュタグ#を使って同じような投稿をしている人と繋がりを持たせたりしています。
Instagramではフォーローしている人以外の投稿はホーム画面に表示されません。
多くのユーザーに届けるためには、ハッシュタグ#をつけることが必須です。
twitterと比べると拡散しにくい傾向があるため、フォロワーに向けて世界観を踏まえた質の高い投稿を続けることが必要になります。
1-2. twitterは文字が中心
twitterは、言葉でのコミュニケーションを重要視するSNSです。
Instagramとの大きな違いは、自分が投稿した内容がフォロワーだけでなく、リツイートされれば非フォロワーにも届くという拡散力を持つ点です。
また、投稿されたつぶやきは、タイムラインに時系列に並んでいきます。
より多くの人に情報を拡散したい場合は、twitter特有のオープンなコミュニケーションを利用すれば、ファン獲得に繋がる可能性もあるでしょう。
2. SNSのアカウントをリンクさせる
それぞれ異なるアプローチ方法を持つInstagramとtwitterですが、両者を連携し、それぞれの特質を利用して効果的に情報を発信することが可能です。
その手順としては、まずtwitterのプロフィールにInstagramのアカウントをリンクさせましょう。
2-1. twitterからInstagramのアカウントを連携させる方法
① twitterのプロフィール画面にある「変更」ボタンをタップします。
② プロフィールの変更画面が表示されたら、「Webサイトを追加」をタップして、Instagramのアカウントのリンクを入力しましょう。
2-2. Instagramにtwitterのアカウントを連携させる方法
Instagramにtwitterのアカウントをリンクさせる方法をお伝えいたします。
①はじめにInstagramのプロフィール画面を開いて、右上の3本線をクリックしましょう。
② 画面の下にある「設定」ボタンをクリック。
③「アカウント」をクリック
④「リンク済みのアカウントを選択」
⑤Twitterを選んでください
⑥twitterのアカウントとパスワードを入力し、最後にアカウントへのアクセスを許可すればOKです。
3. IFTTTを活用して写真を同時投稿
写真をtwitterでもリンクさせたいという人には、IFTTTを活用した方法が最適です。
IFTTTとは、アプリやWebサービスなど異なるプラットフォームを自分が決めたルールに従って、連携させられるサービスになります。
ソーシャルメディアの普及により、異なる利点を持つプラットフォームが数多く登場していますが、Instagramやtwitterの仲介役を担ってくれるのです。たとえば、Instagramで特定の動作をした際に、twitterで付随した動作を自動的に行えます。
IFTTTを使用するためには、まずアカウント設定を行うことが必要です。
①はじめに、IFTTTの公式サイトを開き、「メールアドレス」を登録します。
AppleID Googleアカウント、Facebookアカウントでもアカウントを作成することが可能です。
②登録画面が表示されるので、パスワードを設定しましょう。
③入力が終われば、すぐ下にある「Sign Up」をタップします。正常に登録が完了していれば、ログイン後の画面に移動します。
IFTTTのApplet(アプレット)を有効にすることで、インスタグラムとTwitterの写真の同時投稿が可能になります。
アプレットとは、分かりやすく言うとルールです。
たとえば、Instagramで投稿をtwitterに自動的に投稿することもひとつのルールになります。
登録の設定が終わったら、次は自分だけのルールを作成していきましょう。
既存のアプレットを使用することもできますが、今回は新規で作成する方法を紹介します。
まずは、ホーム画面からユーザー名をクリックして、「New Applet」を選択しましょう。
IFTTTの頭文字である「If this then that」が表示されるので、「this」の部分をクリックします。
プラットフォームを検索する画面に移動するので、Instagram(twitterでも可)を検索しましょう。
検索画面にInstagramが表示されたら、「Connect」をクリックして認証画面に移ります。
ログイン情報を入力したら「Authorize」を押せば認証完了です。
次に「Choose trigger」が表示されるので、プラットフォームに指示を出すボタンを選択します。
今回はInstagramの投稿をtwitterでも反映させたいので、「Any new photo by you」を選択しましょう。
これは、Instagramで投稿した写真を自動的に連携させるという意味です。
最初に指示を出すプラットフォームとルールが決まったら、指示を出すプラットフォームの選択をします。
検索画面に移ると「this」だった部分が「that」に変わります。
「that」をタップして、twitterを検索しましょう。
Instagramと同じように、twitterの認証確認を済ませます。
認証確認が完了すれば、「Choose action」の画面に移るので、「Post tweet with image」を選択します。
これは、写真付きでツイートするという意味です。
作成したアプレットの情報が表示されるので、間違いがなければ画面下のボタンをタップすれば設定が完了します。
4. アカウントをリンクとIFTTTを使用、それぞれのメリットとデメリット
上記のどちらかの方法で、Instagramとtwitterをリンクさせることができます。
しかし、それぞれの方法にはメリットやデメリットがあるのです。
それらを踏まえたうえで、アカウントをリンクさせるか、IFTTTを活用するかを決めましょう。
4-1. SNSのアカウントにリンクを貼るメリットとデメリット
この方法であれば、3分以内に設定できるので非常に簡単です。
どちらか一方にリンクの設定をすればいいので、負担もありません。
すぐにリンクさせたいという人には最適でしょう。
しかし、この方法ではtwitterにシェアする際に、Instagramで投稿した画像は表示されません。
写真をあまり投稿しないという人であればアカウントをリンクさせる方法でも十分です。
ただ、Instagramよりも拡散力のあるtwitterで写真を共有したいと考える人にはデメリットだと言えるでしょう。
4-2. IFTTTを活用するメリットとデメリット
IFTTTを使う最大のメリットは、何と言っても画像の連携ができるということです。
Instagramやtwitterだけでなく、
・Gmailで受信したメールをLINEに転送する
・ブログが更新されたらメールで通知する
など、他のプラットフォームを連携させることができるので非常に便利です。
ただ、利点が多いように感じますが、デメリットを挙げるなら設定に時間がかかるということです。
他のプラットフォームでも応用できるので一度覚えると非常に便利ですが、全て英語表記であるため慣れるまで苦戦する人も多いかもしれません。
5. Instagramとtwitterが連携しない!4つの確認方法を紹介
設定をきちんと行っていてもInstagramとtwitterが連携しない場合があります。
そんなときは焦らず、下記で紹介する4つの方法を試してみましょう。
1. twitterの文字制限を超えていないか確認
2. ハッシュタグが多くなり過ぎていないか確認
3. 写真は1枚までしか共有できない
4. IFTTTの「Check Now」で確認
5-1.twitterの文字制限を超えていないか確認する
1つ目が、twitterの文字制限を超えていないか確認することです。
基本的なこととして、twitterには文字制限があります。
そのため、Instagramで投稿したテキストが文字制限を超えていた場合、連携されません。
140文字以降超えないように注意が必要です。
5-2. ハッシュタグが多くなり過ぎていないか確認
2つ目は、ハッシュタグが多くなり過ぎていないか確認しましょう。
Instagramでは、より多くのユーザーにリーチするようにハッシュタグを付けますが、多くなり過ぎるとtwitterにうまく連動できない場合もあります。
連携されない場合は、ハッシュタグの数を減らすのもひとつの手です。
5-3. 写真は1枚までしか共有できない
3つ目は、IFTTTでInstagramとtwitterを連動させる場合、写真は1枚までしか共有できないということです。
写真が2枚以上になっていないか確認しましょう。
5-4. IFTTTの「Check Now」で確認
ここまで試しても投稿されないという人は、強制的に連携させられるIFTTTの「Check Now」で確認しましょう。
IFTTTを起動して「My Applets」をタップして、画面下にある「Check Now」をクリックします。
これで、Instagramとtwitterで連携が取れるでしょう。
6. Instagramとtwitterを連携させてファン獲得を目指そう
SNSが普及しているからこそ、Instagramとtwitterを活用して効果的にアプローチすることが非常に重要です。
ただ、両者には異なる利点があるため、Instagramとtwitterをうまく連携させることが事業を成功に導く大きな鍵になります。
今回紹介した方法を使用して、新たなファン獲得を目指しましょう。