最近はインターネットが普及してきたことにより、Webを使ったマーケティング活動が一般的になってきました。
そんな中、デジタルマーケティングをプロのコンサルティング企業にお願いしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、デジタルマーケティングのおすすめコンサルティング企業を5つ紹介していきます。
コンサルティングを受けるメリットや企業の選び方なども紹介していますので、これからデジタルマーケティングコンサルタントを雇おうと思っている場合にはぜひ参考にしてみてください。
1. デジタルマーケティングコンサルタントとは?
そもそもデジタルマーケティングとは、インターネットやIT技術を用いたマーケティング活動のことを言います。
例えば下記のようなことも、デジタルマーケティングの一環です。
- Webサイトを作って集客をする
- Web広告を運用して集客をする
- ツールを活用して業務を効率化する
上記のようなデジタルマーケティングの施策をプロの視点からアドバイスをする人のことを、「デジタルマーケティングコンサルタント」と言います。
2. デジタルマーケティングコンサルタントを雇うメリット
自社の人員だけでは、デジタルマーケティングがうまくいかない場合もあるでしょう。
こういった際にデジタルマーケティングコンサルタントを雇うことで、現状を打破できる可能性があります。
これからデジタルマーケティングコンサルタントを雇うメリットを紹介していきますので、それぞれのメリットを把握したうえで自社への必要性を検討してみましょう。
2-1. 効率的にマーケティングを進められる
デジタルマーケティングコンサルタントを雇うメリットは、効率的にマーケティングを進められることです。
デジタルマーケティングコンサルタントはプロのマーケターですので、いくつもの企業で経験を積み豊富な知識やスキルをもっています。この経験から、自社の課題に対しても的確にアドバイスをしてくれます。
自社だけで問題解決をしようとして、結果的に多大なコストを使ってしまうこともあるはずです。
デジタルマーケティングコンサルタントを雇う際にも費用はかかってしまいますが、最初から効果的な施策を実施できるので全体的なコストを最小限に抑えられる可能性があります。
また最初から効果のある施策を実施できれば余計な時間も使うこともなくなりますので、時間のロスも防げるようになるでしょう。
簡単な問題については自社だけでの解決が理想的ですが、難しい問題に関してはデジタルマーケティングコンサルタントを雇ったほうが費用対効果は高くなるかもしれません。
2-2. 客観的な意見をもらえる
デジタルマーケティングコンサルタントを雇うことで、現状の課題に対して客観的な意見をもらえます。
どうしても自社の人員だけではアイデアに偏りが出てきてしまいます。そのためどれだけミーティングに時間をかけても同じことの繰り返しで、効果的な施策が思いつかないこともあるでしょう。
その点第三者であるデジタルマーケティングコンサルタントを雇うことで、自社にはない新たな意見を得られるようになります。
第三者の意見を聞くことで新たな視点で物事を見れるようになりますので、課題に対する活路を見いだせるはずです。
2-3. 専門的な知識やスキルが身につく
デジタルマーケティングコンサルタントはいくつもの事例を経験してきているので、知識やスキルもそれ相応のものをもっています。
そういった人と隣で仕事をすることで、自分にはない知識やスキルを新しく身につけられるようになります。
また彼らのもっているスキルの中には専門的なものもあると思いますので、普段では目にすることのない技術や知識を得られるかもしれません。
コンサルティングの主な目的は課題の解決ですが、スキルや知識を盗むことができればスキルアップというメリットも得られるでしょう。
3. デジタルマーケティングのコンサルティングを受けるまでの流れ
デジタルマーケティングのコンサルティングを受けるまでの流れがよくわからない方もいると思います。
実際にコンサルティングを受けるまでの流れを紹介していきますので、具体的なイメージをつかんでみてください。
3-1. コンサルティング企業を見つける
まずは、コンサルティングを受ける企業を見つけます。
「デジタルマーケティング コンサルティング企業」で検索をすれば、様々なコンサルティング企業が該当するはずです。
これらの企業のなかから自社の課題を解決してくれそうな企業を探し、次の見積もりのステップに進んでいきます。
なおこの段階で1つの企業に絞る必要はなく、見積もりや相談を聞いたうえで最終的な判断をするのがおすすめです。
このステップではいくつか気になる企業をピックアップしておき、それぞれの企業で見積もり・相談を受けてみましょう。
この記事でもデジタルマーケティングのコンサルティングにおすすめな企業を5つ紹介していますので、企業選びの参考にしてみるといいです。
また記事の後半では企業を選ぶときのポイントも紹介していますので、合わせて読んでおくのがおすすめです。
3-2. 見積もり・提案
気になるコンサルティング企業に目星がつきましたら、見積もり・提案のステップに進んでいきます。
この見積もり・提案のステップで、自社の課題をコンサルタントに伝え下記のような情報をすり合わせていきます。
- 目標とする結果
- 予算
- 期間
- 要望
- ある程度の戦略
コンサルタントとの話し合いについては、メールやチャットでやり取りをする場合と対面で話し合いをする場合があります。
どちらの話し合い方法になるかは企業によって異なりますが、自社の意見を漏れなく伝えたい場合には対面での話し合いをしてくれる企業を選ぶといいでしょう。
またコンサルタントと話し合いをするうえで重要なことは、自社の課題を具体的かつ正確に伝えることです。
提案の段階でうまく意思疎通ができていないと、実際にコンサルティングを受け始めてからお互いの意見にズレが生じてきてしまいます。
「この業務はコンサルティングの範囲外です…」「このような課題は自社でも対応したことがありません…」といったことではコンサルタントを雇っても意味がありませんので、自社の情報は漏れなく伝えるように心がけましょう。
3-3. 契約を結ぶ
提案してもらった内容で問題がなければ、契約に進んでいきます。
いくつかの企業で見積もりを受けていた場合には、このステップで1つの企業に絞り込んでいきます。
契約をしたあとは、提案してもらった内容に沿って計画を進めていきます。
契約を結んだコンサルタントとは今後パートナーのような関係になっていきますので、良好な関係を築くようにしましょう。
4. デジタルマーケティングのおすすめコンサルティング企業5選
デジタルマーケティングのコンサルティングを依頼できる企業を5つ紹介していきます。
それぞれの企業の特徴を紹介していきますので、自社に合ったコンサルティング企業を見つけてみてください。
4-1. FunTre
FunTreはコンサルティングサービスを中心に、美容院や保育所の経営までを手がける企業です。
FunTreのコンサルティングは、基本的に下記のような流れで進みます。
- 市場分析
- マーケティングのフロー分析・設計
- リードを獲得するための導線設計
- 見込み客との信頼関係構築
- コンテンツマーケティングの設計・実施
- マーケティングの自動化
- 売り上げの最大化
集客から収益化までの仕組みを作ることが目的ですので、コンサルティングを受けたあとも継続的に売り上げを上げ続けられるようになります。
コンサルティング実績はいくつもあり、「コルテバ・アグリサイエンス」を担当した際にはホームページの運用・活用からSNSの集客支援を実施。「Facebook×メルマガ」の戦略で多くのリストを集めることに成功しています。
また化粧品会社の株式会社アルソアが運営する「女神の森」に対しても、マーケティング支援からホームページのリニューアルを担当しています。
本案件についてはターゲットを絞った戦略が功を奏し、来客したユーザーの8割くらいがリピート客になっています。
FunTreはWeb事業から実店舗までを展開していますので、業種問わずにコンサルティングを依頼できる企業と言えます。
4-2. OPT
OPTは1994年に創業した企業で、インターネット広告を中心に現在でも業界の第一線で活躍を続けています。
OPTは長年実績を積み重ねてきている企業ですので、スキルや知識も豊富に蓄えています。この経験から下記のように幅広くコンサルティング内容を扱っており、どの業種・課題においても対応できる特徴があります。
- デジタルマーケティング全般
- インターネット広告出稿
- SEO、コンテンツ制作、Webサイト制作等
- ソーシャルアカウントの活用、運用
- Webサイト分析、データ分析
- クリエイティブ制作(TVCM、動画等)
- CRM、MA運用
- BtoBマーケティング全般
- ECモール支援
OPTはインターネット広告に強みをもった企業ですので、Web広告やSNS広告を使った集客に課題を抱えている方におすすめのコンサルティング企業です。
4-3. trans cosmos
trans cosmosは1985年に創業されたITアウトソーシング企業で、アジアやヨーロッパなど海外にも拠点を構えています。
trans cosmosでは「コスト最適化」「売り上げ拡大」を強みにしており、売り上げアップに加えてコストカットまでがコンサルティングの内容に含まれます。
コストは利益に直結する項目ですので、利益を最大化したい場合にはtrans cosmosのコンサルティングを受けるといいかもしれません。
コンサルティングの内容はデジタルマーケティング全般を扱っており、あらゆるマーケティング活動をワンストップで対応してくれます。
PCメーカーとして有名な「VAIO株式会社」が海外進出する際もtrans cosmosが支援をし、3ヶ月で米国のEC進出を実現した実績もあります。
4-4. Brain Pad
Brain Padはクライアントの課題に対してAIと高い分析力を駆使し、独自のソリューションを提案してくれるコンサルティング企業です。
「Yahoo!Japan」や「TOYOTA」などの大手企業と協業した実績もありますので、サービスの品質もお墨付きです。
Brain Padのコンサルティング内容の一例を紹介すると、クライアントの課題をヒアリングしてその課題を解決できるAI技術を開発します。そしてそのAI技術をクライアントのシステムに組み込み、日々の業務で使ってもらうかたちになります。
AI技術に興味がある方は、Brain Padにコンサルティングをお願いしてみるといいでしょう。
4-5. irep
irepは博報堂DYグループの1つで、インターネット広告やSEOに定評がある企業です。
強みとしてはWebマーケティングに強いことですので、Webサイト運営やWeb集客に悩みを抱えている場合にコンサルティングをお願いするといいです。
irepのコンサルティングは課題の発見から解決策の実行に加え、最終的なPDCAサイクルの回し方までをフォローしてくれます。そのためコンサルティングが終わった後も成果を出し続けられ、中長期的な成果までを保証してくれます。
5. デジタルマーケティングのコンサルティング企業を選ぶときのポイント
デジタルマーケティングのコンサルティング企業を選ぶときには、いくつかポイントがあります。
これらのポイントを抑えることで自社に合ったコンサルティング企業を見つけられますので、企業選びの参考にしてみてください。
5-1. 得意なコンサル分野はどこか?
コンサルティング企業を選ぶときは、どの分野のコンサルティングが得意なのかを確認しましょう。
ひとえにデジタルマーケティングのコンサルティング企業といっても、得意な分野はそれぞれです。Webサイトの集客が得意な企業もあれば、SNSを使った施策が得意な企業もあります。
例えば自社の課題が「ホームページのアクセスアップ」であれば、Webサイトの集客が得意なコンサルティング企業にお願いをしたほうが効果は高いです。
逆に自社の課題が「ホームページのアクセスアップ」なのに対しSNSの施策が得意な企業にコンサルティングをお願いしてしまうと、理想的な結果を得られないかもしれません。
それぞれの企業の得意分野は、ホームページや口コミを見ればある程度わかるはずです。
また見積もりの段階でしっかりと話し合いをすれば、お互いに誤解をした状態で契約を結んでしまうことも防げるはずです。
コンサルティング企業としても自社の強みを活かせる案件のほうが好都合だと思いますので、自社の課題とコンサルティング企業の得意分野をマッチングさせることを意識してみましょう。
5-2. 実績はあるか?
コンサルティング企業を選ぶときは、実績の有無を確認するのがおすすめです。
実績を出している企業はそれだけサービスの信頼性も高くなりますので、コンサルティングを依頼した場合も成果を得られる確率が高くなります。
今までに実績を出している企業はホームページに実績を公開していることがほとんどですので、気になる企業は実績を確認してみるといいでしょう。
デジタルマーケティングのコンサルティングを依頼できる企業のなかには、自社のメディアで情報発信をしている例もあります。
実績と合わせてメディアも見てみれば、より信頼性の担保につながるはずです。
なお実績を確認する際は、自社と同じような企業がないかを確認してみるといいです。
今までに自社と同じような企業がコンサルティングを受けていた場合には、自社の課題も解決できる可能性が高くなります。
実績を確認するときは、自社と同じような企業がないかも確認してみてください。
5-3. 信頼できるコンサルタントか?
信頼性の高いコンサルタントは、自社の課題に対して自分ごとのように向き合ってくれます。そして課題の解決に熱心に取り組んでくれ、目標達成を最優先に考えてくれます。
見積もり・提案の段階である程度は担当のコンサルタントとコミュニケーションを取る機会があると思うのですが、このタイミングで自社の課題解決に熱心に取り組んでくれているのかを評価しましょう。
もしあまり意欲的に取り組んでくれていない場合には、コンサルティングをお願いしたとしても思うような結果を得られないかもしれません。
また課題の解決に熱心に取り組んでくれてはいるものの、なんとなく自社の風潮と人間性が合わない場合もあると思います。
担当のコンサルタントとは一定の期間パートナーのような関係で歩みを進めていきますので、波長が合わない場合には思わぬトラブルが起きてしまう可能性があります。
担当のコンサルタントの人間性を見るためにも、本契約をする前には一度担当のコンサルタントと直接会う機会を作るのがおすすめです。
デジタルマーケティングコンサルタントは信頼性も大事なのですが、ロジカルな考え方ができるのかも重要です。
デジタルマーケティングではデータを扱うことが多いので、論理的でロジカルな考え方ができなければ課題解決は難しくなります。
見積もりを出すときや大まかな戦略を出すときにロジックに欠けている場合には、スキルの面で不安が残ります。
多少失礼なことかもしれませんが、見積もり・提案の段階では様々な質問をコンサルタントに投げかけロジカルな回答が返ってくるかも確認してみるといいでしょう。
6. まとめ
この記事では、デジタルマーケティングのおすすめコンサルティング企業について紹介してきました。
コンサルティング企業に依頼をする場合には、ある程度まとまった費用がかかってきます。
しかし良いコンサルタントを雇うことができれば、その分短期間で効率的に結果を出すためのアドバイスをもらえます。
現在取り組んでいる課題が自社だけでは解決できそうもない場合には、コンサルティング企業の利用も検討してみてください。