最近ではオンライン上でのコミュニケーションツールが多く開発されるようになったきて、飲み会も直接会わなくても、オンライン上で可能になりました。
それが、オンライン飲み会です。
「オンライン飲み会ってどんなもの?」という興味も手伝って、実際に楽しんでいる人が増えています。これまで居酒屋などリアルで楽しんできたことを「バーチャル」へと変えたことで、飲み会はどのようなスタイルへと変化したのでしょうか?
今回は、オンライン飲み会と一緒に、利用されているビデオ通話アプリについてもご紹介します。
1.オンライン飲み会とは
オンライン飲み会とは、ビデオ通話アプリを利用して、個々に用意したお酒とつまみで語り合うことをいいます。
ネット環境とパソコンなどがあれば、誰でも簡単に参加できることが人気となり、いま多くの人たちがオンライン飲み会を楽しんでいます。
2020年の1月後半から日本でも深刻な問題となっている新型コロナウイルスは、驚異的な感染拡大を続けています。
そんな中でも、少しでも楽しめたらと、始まったのがオンライン飲み会です。
2.オンライン飲み会のメリット
実際に、オンライン飲み会がどういうものなのか?
興味本位で始めた方も多いはずです。
二回、三回とリピートしている方もいらっしゃると思いますが、オンライン飲み会には3つのメリットがあります。
2-1.お財布に優しい
オンライン飲み会では、お酒やつまみを自分で用意します。
どんなものを用意しても構いません。
自宅が居酒屋となるから交通費はかかりませんし、チャージ料も発生しません。
スーパーなどで用意すれば、いつもの飲み会より金銭的な負担は減るので、金欠の時でも安心して参加することができます。
2-2.自分の好きなものだけ選べる
飲み会となれば、自分の好みだけでメニューを選べないものです。また、趣旨によってはコース料理となる場合もあります。
でも、自宅のパソコン前にいるのは自分だけですから、好きなものや気分で飲み物や食べ物を用意できます。また、お酒の苦手な人だったら、無理して飲む必要もありません。
2-3.帰りの心配がいらない
オンライン飲み会は、それぞれが自宅から参加していますから、終電を気にする心配がありません。
もっと言えば、そのまま寝てしまうことも可能です。
交通費が発生しませんし、飲み過ぎたメンバーの帰路を心配することもありません。
3.オンライン飲み会に必要なもの
オンライン飲み会の良さは、誰でも手軽に参加することができることです。
それでもやはり、事前に準備しておくものが2つあります。
3-1.アプリとアカウント
オンライン飲み会の会場となる「ビデオ通話のアプリ」が必要となります。後ほど、おすすめのビデオ通話のアプリを紹介しますが、アプリをインストールしてアカウントを作成しておきましょう。
アプリによっては事前に通話テストができるので、初めて参加する人にはこちらもおすすめです。
すでに、インストールしてアカウントを持っているビデオ通話アプリであれば、そのまま利用することができます。
3-2.ヘッドセット
オンライン飲み会を楽しみたい方は、ヘッドセットを用意してください。
パソコンに内蔵されたマイクで問題なく参加はできますが、同様に内蔵されたスピーカーが生活音やキーボードを叩く音を拾ってしまうので、「ザザッ」と雑音が入ってしまうことがあります。これが意外と気になります。
ヘッドセットについてはこちらの記事を参考にしてください。(失敗しないヘッドセットを選ぶ6つのポイント)
4.おすすめのアプリ
オンライン飲み会ができるビデオ通話アプリはいろいろあります。今回はその中でも、手軽に始められ、人気の高いアプリをご紹介します。
今後の参考にしてください。
4-1.Zoom
出典:Zoom
いま、オンライン飲み会だけでなく、在宅勤務や教育現場など多くの人が利用しているのがZoomです。
新型コロナウイルスによって、セキュリティが強化されたので信頼度は高いです。さらには、自宅の様子が映らない方法をホームページで紹介をしているので、こちらも試して見たいところです。
音声や画質は問題なく、飲み会にもホストから送られるURLとパスワードで入室できます。
また、Zoomを無料プランで使用する場合は、40分までという時間制限があります。現在は期限を設けたり、イベントに合わせて制限を解除していることがあります。
(直近では母の日が対象となりました。2020.5.10)
チャット機能やバーチャル背景なども活用して、飲み会を盛り上げるのもおすすめです。
zoomの使い方についてはこちらの記事をご参考ください。
4-2.Skype
出典:Skype
Zoomと同様に、ビデオ通話アプリとして人気があるのがSkypeです。
ダウンロードも簡単ですが、オンライン会議や飲み会を開催するまでにクリック3回というのも人気の一つです。
時間制限はありませんし、最大50名までを招待することができます。
音声はほとんど問題ありませんが、まれに声が遅れることがあるので、画像と一致しないことがあります。
4-3.LINE
出展:LINE
無料通話といえば、一番身近で使いやすいのがLINEではないでしょうか?
もちろん、使い慣れたLINEでもビデオ通話機能を利用して、オンライン飲み会を開催することができます。(スマホ・パソコンいずれも可能)
LINEの良いところは、エフェクト機能が豊富に用意されていることです。ビジネスというよりは、日常使いがメインとなるので遊び心が満載です。
・ノーメイクもアイコンや肌色調整でカバーできる
・背景を変えて自宅を隠せる
その他にも画面を共有したり、参加者を分割表示されることもできます。
詳しい使い方はこちらを参考にしてください。
(LINEを使ったオンライン飲み会の楽しみ方)
4-4.Googleハングアウト
出典:GooglePlay
パソコン、スマホのいずれでもGoogleを使わない日はありません。
そんなGoogleでも、Googleハングアウトでオンライン飲み会を開催することができます。
Googleのアカウントを持つ人であれば、最大10人までを招待することができます。
チャット機能やスタンプなどもありますが、シンプルで使い勝手の良さが好評です。
4-5.Messenger
出典:Messenger
Facebookが提供しているMessengerでは、Facebookのアカウントを持つ全ての人と繋がることができます。
交流会のようにオンラインでイベントを立ち上げて、多くの人とコミュニケーションを取りたいと考える人に最適です。
こちらは、無制限で最大50人までを招待することができます。
4-6.たくのむ
出典:たくのむ
たくのみは、オンライン飲み会を目的としたツールです。
既存のビデオ通話アプリは、オンライン飲み会を想定したサービスはありませんが、たくのみはオンライン飲み会に特化したサービスであり、さらに手軽に利用ができます。
・アカウントの作成は不要
・7人まで無料で無制限
7人という多すぎず少なくない、この微妙な数字が魅力的です。(2020.5.10現在は、12人まで無料で利用が可能です)
すでにSnap Cameraとも連携をしているので、多くのエフェクト機能が利用できます。
今後は、出前などのサービスを展開していく予定です。
4-7.オンライン居酒屋「ゆんたく」
ゆんたくは、オンライン飲み会に特化した有料のツールです。
ホームページ場でチケットを購入して、送られてくるURLより飲み会を始めます。
ゆんたくが他と違うのは、有料以外に2つのプランがあることです。
・気の合う仲間との貸切プラン
・出会いを求めて相席プラン
相席プランでは、少人数の男女でお酒が楽しめるシステムになっており、お互いの承諾があればLINE交換も可能です。
5.オンライン飲み会で使ってみたいツール
オンライン飲み会の流行によって、バーチャル背景や顔加工などのツールが超目されるようになりました。
5-1.Snap Camera
Snap Cameraは、多くのエフェクト機能を提供しているアプリです。
ビデオ通話アプリにもエフェクト機能がありまが、Snap Cameraと連携することでより多くのエフィクトを利用することが可能になります。繰り返し使いたいエフィクトは、お気に入りとして登録しておくこともできます。
こうしたツールによって、オンライン飲み会を、ただの飲み会とするだけでなく、エフェクトで背景やアイコンを変えて楽しむスタイルが確立されてきました。
Snap Cameraについては、こちらの記事も参考にしてください。(snap cameraでビジネスも楽しくなる5つの使い方)
5-2.無料配布の壁紙
オンライン飲み会に注目が集まることで、背景用にと壁紙の無料配布のサービスが増えてきました。
最近では、「スタジオジブリ」によるジブリ作品の壁紙が無料配布されています。(公式サイトはこちら)
今だからこそ使用できるサービスを利用してみるのも面白いですね。
6.ちょっと困ること
とても手軽でオンライン飲み会は、楽しいのですが「こんな時はどうしているの?」という困ったこともあります。
6-1.終わるタイミング
ネット上では、「楽しくて、4時間も飲んでた」という投稿をよく見ます。
お酒もおつまみもなくなっているのに、ずっと話し込んでいたというパターンもあります。
楽しくて時間を忘れてしまうの良いのですが、翌日に差し支える方もいるはずです。そして、いまは何より免疫力を上げるために、十分な睡眠も取って欲しいところです。
解決方法としては、時間制限のあるZoomやゆんたくを利用して時間を意識するなど、あらかじめ終了時間を決めてから始めることで効果があるようです。
6-2.席を外したい
お酒を取りに行ったり、トイレに行きたい、または家族に話しかけられるなど、席を外したい時が誰にもあります。
これまで居酒屋などでは、席も立ちやすかったのですが、オンライン飲み会では、「ちょっと」と、声をかけるタイミングを測ってしまいます。
そんな時には、ミュート機能で音声をオフにしたり、ビデオをオフにすることで静かに席を外すことができます。
暗黙の了解のように、周りにも分かりやすいです。
7.まとめ
いかがでしたか?
オンライン飲み会についてご紹介しました。
「3蜜を避けましょう」ということで、私たちは制限のある生活を続けています。
感染者数は減りつつあり、緊急事態宣言はいずれ解除となりますが、元の生活に戻るまでには時間がかかりそうです。
オンライン飲み会は、以前のような飲み会ができるまでの繋ぎと位置付ける人もいますが、さらに需要は伸びる可能性はあります。
不自由な中でもできること、楽しめることを増やしていきたいですね。