Google AdSense(以下アドセンス)はあなたのサイトを収益化する、Googleが提供する広告配信サービスです。
訪問者の過去の検索履歴などから適切な広告を表示させてくれたり、コンテンツに合った広告が自動的に表示されるコンテンツ連動型広告配信サービスなので、読者にとってほしい情報を提供してあげることができるサービスになっています。
広告が表示されるだけで報酬が発生するアドセンスですが、厳しい審査を通りぬけた大手の優良な広告だけを配信できる代わりに、アドセンスの申請審査がとても厳しくなっています。
ここではアドセンスの申し込み審査に一発で通る最新の情報をお伝えいたします。
このページがあなたのサイトを収益化するためにきっかけになれば幸いです。
アドセンスの審査基準
アドセンスの審査に通るサイトとはどんなサイトなのでしょうか?
ここではアドセンスの審査基準をお伝えいたします。
1. プログラムポリシーを厳守しているか?
アドセンスを掲載できるサイトは、アドセンスのプログラムポリシーを厳守してサイトである必要があります。
このポリシーは、審査を通過し、広告の掲載が始まってからも厳守する必要があります。
万が一違反した場合には、Googleはアドセンスアカウントを無効にしたり、広告の掲載をストップできる権利を持っています。
2. 禁止コンテンツには掲載できない
以下のようなコンテンツを含むページには広告を掲載することはできません。
・アダルト コンテンツ
・危険または中傷的なコンテンツ
・危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
・家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
・アルコールに関連するコンテンツ
・ヘルスケアに関連するコンテンツ
・タバコに関連するコンテンツ
・ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
・ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
・不適切な表示に関連するコンテンツ
・不正行為を助長するコンテンツ
・武器および兵器に関連するコンテンツ
・報酬プログラムを提供するページ
・違法なコンテンツ
・衝撃的なコンテンツ
詳しくはGoogle アドセンスのコンテンツポリシーの「禁止コンテンツ」のページをご確認ください。
アドセンスに申請する前に、禁止コンテンツの一覧にご自身のサイトが当てはまってないかよく確認をしてください。
ざっと見るとなるほど、そうだよな、というような項目が並んでいますが、よく読むこれもいけないの?という項目が入っていますね。
いくつかピックアップして詳しく解説いたします。
・アルコールに関連するコンテンツ
お酒について書いてあるサイトにはアドセンスは掲載できないの?
お酒の企業のサイトは全部ダメなの?
個人の趣味のブログはNGなの?
と思いますよね。
詳しく調べてみると、アルコールに関連するコンテンツでアドセンスの掲載NGなのは
・アルコール飲料をWebサイトから直接購入できるページ
・過度な飲酒を推奨したり、暴飲や飲み比べを勧めたりするようなページ
だそうです。
アルコール飲料の通信販売サイトや、暴飲を勧めるようなサイトには掲載ができないということのようです。
逆に、アルコール飲料を取り扱うサイトでも掲載OKなのは、
・パブやバーなどの店舗案内サイト
・アルコール関連のブランド商品を宣伝するページ
・アルコール飲料会社がスポンサーとなっているイベント宣伝ページ
・アルコール飲料の製造関連の情報を提供しているページ、またはそれに関連した商品を販売しているページ
だそうです。
アルコール関連のコンテンツを提供しているサイトの全てが広告の掲載禁止というわけではないのでよかったですね。
アドセンスに申請する前に、ご自身のサイトが上記に当てはまってないかよく確認をしてくださいね。
・ヘルスケアに関連するコンテンツ
ヘルスケアに関連するコンテンツってなんだろう?と思いますよね。
ヘルスケアとは主に、市販薬、処方薬、医薬品、サプリメントなどを扱うページのことを言うみたいです。
でも、市販薬を扱うサイトが全てダメというわけではないので安心してください!
広告の掲載が許可される内容はこちらです。
・市販薬を販売するページ
・未認証の医薬品や処方薬、サプリメントなどに関連するページ
以外と普通に市販薬を扱っているサイトは掲載OKなんですね。
では広告の掲載が認められないヘルスケアページはどれでしょう。
・処方薬を販売するページ(アフィリエイトでの販売も含む)
・オンラインの薬局へユーザーを誘導するページ
・禁止されている医薬品とサプリメントリストにある商品を取り扱っているサイト
ヘルスケアに関するコンテンツでも、市販薬を取り扱っているサイトは掲載がOKで、処方薬を扱っていたり、未認証の医薬品やサプリメントを扱っているサイトは広告の掲載が難しいようですね。
これらの商品を取り扱ってないか十分注意してからアドセンスに申請をしましょう。
・衝撃的なコンテンツ
衝撃的なコンテンツってどんなの?って思いませんか?
私もどんなサイトが衝撃的なのか全然わかりませんでした。
調べてみたら、
・不快感を与える画像、記述。(例:排泄物、犯罪や事故現場の写真、血液、血糊、臓腑など)
・暴力的な画像や記述(例:処刑動画、動物への虐待、暴力、銃撃、爆弾など)
が、衝撃的なサイトというそうです。
確かに、そのような内容のサイトは不快ですし、見る人がビックリしてしまいますね。
あまりないと思いますが、そのようなコンテンツを掲載しているサイトはアドセンスの審査を通過するのは難しいでしょう。
3. 記事数と文字数
アドセスの審査を通過するには、記事数も大切になってきます。
記事数は最低20~30記事はないとちゃんとしたコンテンツとして評価されません。
そして、1記事1,000文字以上の文字数が必要です。
しっかりと記事を入れたサイト作ってから申請してみましょう。
4. 記事の内容
毎日の出来事を書き綴った日記系の記事より、自分が得意な分野を掘り下げた専門的な内容の記事が多いサイトの方が審査に通りやすいと言われています。
最近はアドセンスの審査が厳しくなっているので、全くアクセスがないよりは、ある程度のPV数はある方がいいと思います。
5. 画像
画像はもちろん著作権フリーなものを使ってください。
引用画像はなるべく控え、フリーやオリジナルの画像であることが望ましいです。
全く写真がないサイトは、読者の興味を引くことができないので適度に載せてください。
画像のサイズは必要以上に大きくしてしまうと、重いと判断され、審査に影響します。
6. 独自ドメインのサイトで申請する
アドセンスは無料ブログのアドレスのサイトには設置することができません。
必ず独自ドメインを取得して申し込むようにしてください。
例(https://funtre.com)
※サブドメイン 例(https://****.funtre.com)や、ディレクトリ付きのドメイン
例(https://funtre.com/***/)などは申請が通りませんので注意してください。
7. 運営会社の連絡先を載せる
サイトの信頼度が大切になってきますので、運営者情報は必ず載せましょう。
本名を晒さなくても、ペンネームでも大丈夫のようです。
8. プライバシーポリシーを作成している
プライバシーポリシーとは、サイトの基本方針や個人情報の取り扱い、収集の目的、管理方法などについてまとめたもので、一般にWebサイトなどで運営会社の連絡先とともに公開されます。
このプライバシーポリシーは必須なので、ネット上の雛形などを参考にしながら作成しておいてください。
9. お問い合わせフォームを作る
読者の方がブログの著者に連絡が取れる状態であることが、信頼度が増し、Googleの評価が高まると考えられています。
お問い合わせフォームがないよりは、あった方が確実に良いでしょう。
10. 人の役に立つオリジナルの文章である
もちろん多くの読者の役に立つ記事の内容であることが大切です。
なるべく引用を減らし、このサイト独自のオリジナルの記事であることが望ましいです。
11. XMLサイトマップの設置
XMLサイトマップとは、Webサイト内の各ページの更新頻度、URLなどが書いてあるXML形式のファイルです。
検索エンジンがサイト内のURLを集める手がかりとなるものなのですが、こちらもきちんと設置されている方が審査には有利となるようです。
12. 見出しを使って見やすい記事にする
記事はhタグを使って、読者にとっても見やすい記事になるように構成してください。
13. 改行は少なく
文章の途中では改行をしてはいけません。段落で自動的に改行されます。
改行は多すぎても読みづらい記事と認定されるため、適度でお願いします。
14. ページの表示スピードをチェックする
サイトの表示スピードが極端に遅いと、ページの離脱を招き、広告を見てもらうことができません。
自身のサイトの表示スピードが遅くないかどうか、Googleのページスピードインサイトで、確認することをお勧めします。
アドセンスの審査期間
アドセンスを申請してから、合否の結果が来るまでは、通常3日前後です。
もし、4日以上合否の結果が来ない場合は、合格の可能性は低くなるでしょう。
アドセンス審査の問い合わせ先
もしアドセンスに申請をして、1週間以上返答がない場合は、AdSense 審査状況確認フォームで合否の結果を問い合わせることができます。
また、ご不明な点がある場合は、AdSense ヘルプフォーラムで質問をしたり、回答を閲覧することができます。
万が一審査に落ちたら
審査に落ちてしまったら、Googleからメールでお知らせが届きますが、具体的にどこがダメなのかは教えてくれません。
上記の点がきちんと守られているかを確認して、サイトを修正していきましょう。
しかし、修正しても即日に再審査の申請をすると、機械的に落とされてしまうみたいです。
少なくても2週間は待ってから再申請をした方が良いと言われています。
まとめ
Googleアドセンスの審査に一発で合格するには、アドセンスのプログラムポリシーに準拠し、読者のニーズに応えた有益な情報を発信しているサイトであることが大切です。
禁止コンテンツのリストにもあるように、人を怖がらせたり、不快にさせるようなサイトには広告を掲載することができません。
広告主の立場になると、信頼できないコンテンツに広告を載せると、その広告も読者の方に信頼できないと思われてしまうことが考えられます。
Googleの求める基準をクリアした、広告主から見て、「ぜひうちの広告を掲載してほしい」と思われるようなサイト作りをしていきましょう。