こんばんは!FunTre株式会社代表の谷田部です。
「すごく簡単なことを変えるだけで人生に差がつく時間の使い方」を毎週公開しています。
私は人生においてとても参考になった、「人生観が変わったなぁ、救われたなぁ」と思う本がいくつかあります。
今日はその本の中の1つを紹介したいと思います。
今回、紹介する本はサイバーエージェントの創始者であり代表取締役の藤田晋社長の「起業家」 という本です。
起業家関連の本は世の中に本当にたくさん溢れています。
起業する方法や、起業のステップが描かれている本などたくさんの種類があると思います。
その中で、この藤田社長の「起業家」という本に書かれていることは、藤田社長が起業家として行った体験談や苦難がすごく鮮明に描かれています。
・起業家
・経営者
・マネージメントをしている人
・新規事業を任されている人
に特に読んでほしい一冊です。
今回は見どころをいくつか紹介していきたいと思います。
見どころ1.超リアルな苦難が書かれている
それでは書籍「起業家」の見どころ1つ目、「超リアルな苦難が書かれている」ということです。
意外と体験談や自叙伝みたいな本は良いことを中心に描かれていることが多いです。
悪いことは省いている、または書いている本人も悪いことは忘れてしまっていて、あまり気にしていないので本に載っていないっていうこともよくあります。
ただこの「起業家」という本はどちらかというと苦労話が7〜8割。
うまくいった話が最後の方にちょっと2〜3割というリアルな内容でした。
私も起業して思うことは、大変なことや苦労していることのほうが7〜8割で、うまくいくことって本当にたまに2割ぐらいのイメージかなと思っています。
成長し続けている会社であればあるほどどんどん新しい壁が出てくるわけで、毎日が壁だから、 苦労の話の方が多くなるっていうのが現実です。
この本ではその苦労の部分が、省かれることなくびっしりと書かれています。
今や誰でも知っているブログサービスになった「アメブロ」という事業をどのように立ち上げたのか?
今では誰もが「アメブロを作ってサイバーエージェント良かったよね」「人気になったよね」って言うかもしれません。
実際は立ち上げるときは競合もたくさんいる状態で後発で始まっていて、投資家や社内からも反発があって、それを乗り越えてやり続けた結果アメブロが大人気になっていく、という様子が鮮明に描かれていてとても参考になります。
周りの反対を押しきってでも「やるっ!」って決めたら、どんなにもがいてもいいから戦って戦って最終的には成功を収める。というとてもドラマティックな内容になっていますのでこれが見どころかなと思います
見どころ2.人間ドラマがある
見どころの2つ目「人間ドラマがある」ということです。
書籍の中ではその当時のインターネット業界を支えたホリエモンこと堀江さんの話もたびたび登場します。
経営や起業の話だけではなくて、仲の良い堀江さんと藤田社長のリアルな人間模様が繰り広げられています。
堀江さんと藤田社長の大躍進とやっぱり訪れる落とし穴や、手のひらを返したように批判されたり、会社のことだけではなくてマスメディアとの闘いとか葛藤が書かれています。
どんなにすごい人たちでもやっぱり人なんだ、特別な力を持っているわけではなくてやっぱり悔しい思いをしたり、そこと向き合いながら戦って前に進んでいく、そんな人間ドラマが繊細に書かれているのでおもしろかったです。
見どころ3.結局は自分でやる
3つの見どころの最後3つ目、「結局は自分でやる」というところです。
起業した当初は自分で全部やって事業を立ち上げていきますが、ある程度会社が大きくなって社員が増えてくると、いかに自分の仕事を人に任せるか?優秀な人材をどうやって探すか?
自分が現場と関わらないようにできる仕組みはないか?ということを模索していきます。
ただしそれは最初からはうまくいかなくて、いろいろ苦労してだんだん仕組みを作っていく過程があります。
なるべく現場に社長が戻らないで人に任せる、そしてその任せた人を育てていってマネージメントをしっかりしていこうっていう、これが会社経営のセオリーかなと思います。
他の起業家の本でもやはりそういう書き方をしていることが多いと思います。
ただ、この本は違いました。
今では大きくなったアメーバブログという一大事業。
藤田社長も当然、当初は頼れる責任者に任せてずっと見守っていました。
しかし、ずっとやっていても上手くいかない。
トラブルもたくさん起こってくる投資家からの酷評も酷くなってきます。
経営者はそれでも我慢してもう任せると決めたら任せる。それがセオリーなんですね。
しかし、最後の最後に藤田社長は、そのアメブロ事業を自分でやるという決断をします。
自分がすべてを見て、すべてを指示して前面に立ってその事業を推進していきます。
一見するとこれは上場している大企業の社長さんの取る姿では無いように感じるんですけど、「これがリアルなんだなぁ〜」っていうことを感じました。
結局、最終的には責任を持つのは社長自身であり、トップにいる人、上にいる人なんですね。
誰よりも新規事業に前のめりになってプロジェクトを推進していく、そのくらいのことをしないと大きなプロジェクトは成し遂げられない。
それが起業家、経営者リーダーの在り方であって、リアルなんだということが描かれていました。
僕もやっぱり社長のイメージで人に任せることが多い時があったんですけど、この本を読んで衝撃を受けました「なるほど!」と。
「やっぱり自分自身でやらないといけないんだ」と。
僕の会社にも大きな影響を与えてくれて、結果会社が成長することができました。
ぜひマネージメントしている人とか、新規事業を立ち上げている人には読んでほしいと思います。
起業を志している人はぜひ読んでみて!
いかがでしたでしょうか?
最初にも言ったように「起業家」について書かれている本は世の中にいっぱいあるんですね。
ただ、ここまでリアルな赤裸々な話を描いている本は少ないかなと思います。
起業をしている人経営をしている人、マネージメントをしている人、新規事業を任されている人にはぜひ読んで欲しい1冊です。
いろんなことを学べると思います!
それでは今日はこの辺で失礼したいと思います。
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