WEBマーケティング会社とは?転職のメリットと求人状況

WEBを見ない日はないというほどに、私たちの生活にはWEBが欠かせないものとなっています。

私たちはほしい情報をWEBで検索したり、メディアから広告をみたり、企業や個人の発信から情報や商品にたどり着いたりします。

実は、こうした情報が簡単に見つけられるように、そして情報を提供する側が見つけてもらえるように、影で仕組みを作っている仕事があります。
それが、「WEBマーケティング」と呼ばれるものです。

日本でもWEBマーケティング会社は増加しており、今後の発展を期待させる業種です。
今回は、WEBマーケティング会社の仕事内容や、就職、年収、独立などをご紹介します。

最後に、優良なWEBマーケティング会社についてもご紹介するので、ぜひ参考になさってください。

WEBマーケティング

1.WEBマーケティング会社とは

WEBマーケティングの目的は、WEB上で商品やサービスの知名度を上げ、販売(さらにはリピート)へと繋げることとなります。

マーケティングそのものと同じで、WEBマーケティングでも商品やサービスの企画の段階から関わることが多く、デザインやキャッチコピーなどにも関わることがあります。

WEBマーケティングを活用するメリットは2つあります。

1-1.ターゲットを的確に狙える

WEBマーケティングの良いところは、商品やサービスを提供する側が「こんな人に買ってもらいたい、使ってもらいたい」という、ターゲットを的確に狙うことができます。

方法としてはいろいろありますが、簡単にいうとブログやSNSなどを利用して、ターゲットが知りたい情報を提供しながら、興味をひいて目的までたどり着かせることとなります。

1-2.低コストでも反響が大きい

WEBマーケティングでは、チラシや看板といった広告や宣伝に使用する媒体を作成する必要がないので、低コストで広告や宣伝を行うことができます。


ターゲットを的確に狙うことから、反響が大きいこともその特徴です。

マーケティング

2.WEBマーケティング会社の仕事

狙い通り成果を出すことがWEBマーケティングですが、それを業務とするWEBマーケティング会社では、どんな仕事をしているのかをご紹介します。

2-1.仕事の種類

WEBマーケティング会社にも得意とするものがあり、それを仕事の種類として分けることができます。

大きく3つに分けることができます。業務内容的には違いがありますが、サポートする立場として、情報やデータの分析をして実行する。これを繰り返す。この点については共通しているのが特徴です。

・SEO対策

Googleの検索上位ランキングをサポートする仕事になります。

ホームページがあれば、ブログやランディングページがあれば、誰でも上位にランキングできるというわけではありません。

上位ランキングさせるためには、ターゲットが検索する際にどんなキーワードを使用しているかを分析して、狙いたいキーワードを決めて、ブログ記事などを作成します。

これをSEO対策といい、得意とするWEBマーケティング会社です。

SEOマーケティング

・広告の運用

WEB上での広告の運用をサポートする仕事です。

WEBを閲覧したり、ゲームをしたり、私たちは常に広告を目にしますが、これも全ての人が同じ広告を見ているわけではありません。


SNSからWEBサイトへと移動、検索サーチの利用などこれらの履歴を考慮して、またはプロフィールの情報を元に、表示される広告が選択されていきます。


狙うべきターゲットに広告を表示させて興味を持ってもらうために、こちらも戦略が必要となります。

・SNSの活用

SNSと聞いて思い出されるのは、Facebook、Instagram、Twitterです。
こうしたSNSへと投稿やイベントの立ち上げ、広告などをサポートします。


毎日の投稿やフォロワーを対象としたイベントの開催など、ビジネスとして活用する方法を考え、目的に合わせた成果へと繋げます。


最近ではLINEにて「公式LINEアカウント」にも人気があり、フォロワー全てに告知ができたり、個々にメッセージのやりとりができるのが特徴で、こちらも戦略に取り入れたいSNSです。


また、SNSでは使える機能が定期的にアップデートされているので、使用方法へ表示などが変更されています。こうした予想外の変更にも強く対応できるのは、会社の強みになります。

SNSマーケティング

3. WEBマーケティング会社への転職のメリット

WEBマーケティング会社への転職のメリットとはどんなことがあるでしょうか?
詳しくお伝えいたします。

3-1. WEBマーケティング 業界は成長している

電通が2020年3月に発表した「2019年 日本の広告費」によると、2020年の日本のインターネット広告媒体費総額の遂行では、インターネット広告媒体費は18,459になると予想されています。

デジタルマーケティング

出典 : 電通「2019年 日本の広告費」

2015 年からインターネット広告費がどんどん伸びていることが分かります。
近年ではインターネットの普及に伴い、新聞やTVなどのマスメディア以外にも、WEBブラウザやオウンドメディア、動画サイトやSNSなどでも広告が流れるようになりました。

WEBマーケティング会社の目的は、WEB上で商品やサービスの知名度を上げ、販売することですから、広告量のアップはWEBマーケティング会社の需要が増える結果となります。

業界全体が盛り上げることで、求人数の増加や、報酬アップが期待できますので、WEBマーケティング業界への転職のメリットが十分あると考えられます。

up

3-2. 未経験から採用してくれる企業が多い

WEBマーケティング業界は、常に最新の知識を求められます。
もちろん長年の経験で蓄えた知識も大切ですが、未経験からでもやり方さえ学んでしまえばそれをベースに新しい手法をどんどん実践していくことが大切ですので、初心者からでも参入しやすい分野になります。

未経験から応募が可能な求人も多く出ていますので、新たな転職先にWEBマーケティング業界を検討してみるのもいでしょう。

3-3. 働きながらノウハウを学べる

WEBマーケティングに興味がある人は、オウンドメディア、SEO、広告運用などに興味があり、自分自身の知名度アップや、収入アップに興味がある人が多いと思います。

しかし、それらを独学で学ぼうとすると正しい方法が分からず、貴重な時間を使っても空回りしてしまうことがあるかもしれません。

本業以外にメディアなどを作って自分自身を発信して行こうと思ったら、夜帰宅してからの短い時間や、休日を潰して成果の上がらないことを延々と作業してしまうこともあると思います。

しかし、本業でWEBマーケティングを学ぶことができれば最新の手法をタイムリーに手に入れ、実践することができますので効率がいいです。

自分自身の発信力を高めたい、たくさんの人に自分のメディアを知ってほしいと思う人は、WEBマーケティング業界への転職を視野に入れてみてはいかがでしょうか?

marketing

4. WEBマーケティング会社の求人状況

WEBマーケティング業界は、急成長している業界でもあるので、興味のある人は多いはずです。

実際の求人状況や気になることをまとめてみました。

4-1. 未経験の新卒者でも求人あり

特殊な業界のように思われがちですが、優秀な人材を確保したいという点から、未経験者や新卒者にも求人が出ています。

データの分析など専門的な仕事については、一年程度で習得することができます。

4-2. 前職と業界が違っても転職しやすい

転職ついても、新卒者と同様に未経験でも問題なく採用されるケースがほとんどです。

就職後に仕事を覚えていくことになりますが、基礎的な知識や方法を理解して実務に入るという点では、新卒者より流れが掴みやすいかもしれません。

4-3. WEBマーケティングの年収について

一番気になるところは、年収です。

具体的に業務の違いや経験年数などによっても異なります。

一般的に年収は、300〜500万円程度とされています。急成長の業界として、年収が飛び抜けて多いわけではありません。


しかし、WEBマーケティング会社の社員のほとんどが、経験を活かして副業をしています。現在では、会社員にも副業をすすめる企業もあり、副業で収入を得ることを隠す必要がなくなりつつあります。


アフィリエイト、ブロガーなど仕事で得た知識と経験を元に、副業で本業と同等ぐらいの金額を稼ぐ人も少なくありません。

4-4. 独立してベンチャー企業を立ち上げるケースも多い

日本では、他の業種と比べて、WEBマーケティングは独立のできやすい業種と位置づけることができます。

WEBマーケティングを業務とする会社は、世界的には多くありレベルも高いですが、日本は世界と比べるとトップレベルとは言えません。

就職や転職に厳しい縛りがないのも、こうした背景があるからといえますが、逆に言えば「独立するチャンスも多い」ということです。

WEBマーケティングの業務としては下記のようなことがあります。

・WEBコンサルティング

・WEBサイトの制作

・WEB広告の運用

・データやアクセスについての分析、戦略


これらの業務は、どのWEBマーケティング会社でも同じことをしており、何かしら差別化的に得意な業務があるとされます。

すでに副業としても経験があるので、自分が得意とする業務を武器にしてベンチャー企業を立ち上げて独立するケースも多くあるのです。

networks

5. デジタルマーケティング会社について

ここまでWEBマーケティング会社についてご紹介していますが、みなさんは「デジタルマーケティング会社」というのはご存知でしょうか?


デジタルマーケティングとは、多様化する現在において顧客が展開するビジネスを世の中の人に知ってもらい、ツールやマーケティングを活用して目標達成へと導くものとなります。

5-1. WEBマーケティング会社との違い

WEBマーケティングとデジタルマーケティングと聞くと、イメージ的には同じような感じがしますが、何が違うのかと問われると意外に困ってしまう人もいるはずです。

デジタルマーケティングにおいても、WEBでの戦略は欠かせないものなのです。


だたし、WEBマーケティングと違うところは、WEBサイト制作やデータの解析だけでないというところです。


メール配信やSNSの活用、また最近ではポイントカードもデジタルとなっていますが、これらもどこで興味を引いてWEBサイトへと流動できたのか、データ分析の対象となるのです。


WEBマーケティングのスキルを身につけるだけでなく、デジタルマーケティングではさらに幅広く繋げて、顧客のビジネスを展開させることができるのが特徴であり、WEBマーケティングとの違いになっています。

デジタルマーケティング

6. おすすめWEBマーケティング会社

ここからは、WEBマーケティング会社の優良企業についてご紹介します。

6-1. 株式会社電通

日本を代表する広告制作の会社です。

広告事業に加えてWEBマーケティングにも特化しており、どんな業界においても経験と実績があることが、他社のライバルよりずば抜けていると言えます。

公式サイト:株式会社電通

6-2. ヤフー株式会社

Googleと同様に、世界的に周知されている検索エンジンサイトを運営しています。

多種多様なWEBサービスを運営しているので、WEBマーケティングにおいても自社サイトと合わせて展開させることができるのも魅力の一つです。

公式サイト:ヤフー株式会社

6-3. パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

WEBコンサルタント、WEBの分析などを活かして、システム開発やICTアウトソーシングなどを得意とする会社です。

実績件数が多く、顧客からも信頼されています。

公式サイト:パーソルプロセス&テクノロジー株式会社

6-4. ディーエムソリューションズ株式会社

契約継続率90%という数字を叩き上げる、WEBマーケティング会社です。

SEO、広告運用など幅広く業務を展開していますが、それを可能にするだけの人材の育成、また有資格者が在籍する企業として、評価を上げています。

公式サイト:ディーエムソリューションズ株式会社

6-5. 株式会社ギャプライズ

チームを作り、WEB運用に取り組み「成果の出るWEBマーケティング会社」を目指しています。特にリスティング広告の運用を得意としていることから、ターゲットやビジネスモデルの戦略などにも秀でているのが特徴です。

公式サイト:株式会社ギャプライズ

6-6. 株式会社アジタス

WEBマーケティングでビジネスにおける、最適な価値ある手段で顧客をサポートすることを目指しています。コンサルティングや戦略を提案あるだけでなく、マーケティングセミナーを定期的に開催して、必要なノウハウを学べる場を提供しています。

公式サイト:株式会社アジタス

6-7. BOSS DESIGN(ボスデザイン)

デザイン力を武器に、競合はもちろん他にはない印象的なWEBサイトを制作できる会社です。WEBマーケティングとしてもここは強みとなっています。

また、悩んでいる顧客を待たせないスピード力やワンストップでサービスを提供することを強みとしています。

公式サイト:BOSS DESIGN

6-8. 株式会社あとらす二十一

WEBマーケティングはもちろん、インバウンド支援やテレワーク支援にも力を入れている会社です。顧客のほとんどが上場企業であることから、仕事に対する信用もあり経験値が高いことは強みです。

公式サイト:株式会社あとらす二十一

6-9. ソニーマーケティング株式会社

電気製品のトップメーカーというイメージが強いソニーですが、長い歴史を誇る販促力を活かしてWEBマーケティング業界においても活躍をしています。「世界のソニー」と言われるように、期待が持てる会社です。

公式サイト:ソニーマーケティング株式会社

6-10. 株式会社サイバーエージェント

インターネット広告の代理店として有名な会社です。

創業当時から継続されている事業だけあって、メディアなどでも取り上げられることがあります。実績と信頼を武器に、大規模な案件のみを取り扱っているのも差別化となっています。

公式サイト:株式会社サイバーエージェント

6-11. FunTre株式会社

セミナーでの集客から、動画・記事作成、メルマガ発信まで、ワンストップでマーケティング支援をしているWEBマーケティング会社です。

顧客に合わせてオーダーメイドでマーケティング戦略を立て、実践と検証を繰り返し、効果のあるものだけをお客様に提供しています。
実験の一環として保育園の経営、ヨーグルト事業を行っています。

公式サイト:FunTre株式会社

7. 関西にあるおすすめWEBマーケティング会社

WEBマーケティング会社は、東京都内を中心とした関東に集中していますが、関西で活躍する会社も少なくはありません。

7-1. 株式会社ウェブライダー

独自に展開するコンテンツマーケティングが人気を呼び、ストーリーの面白さから仕事は元より、ファンとしてアップデートされるのが待ち遠しい人も多くいます。SEO対策の強みとして、検索エンジンでの評価高いので、上位ランキングしやすいと言われています。

公式サイト:株式会社ウェブライダー

7-2. 株式会社バリューエージェント

WEBマーケティングの中でも、リスティング広告、SNS広告などを展開しています。

解析、マーケティング、研修セミナーなど、チーム編成がされており、互いに協力できるように体制を整えています。

公式サイト:株式会社バリューエージェント

7-3. ジェイ・ライン株式会社

顧客のビジネスに対して、常に良いものが提供できるように、情報が飛び交う中で最新情報をいち早く入手して、課題を提案しては改善をするという作業を続けています。運用やプロモーションにも力を入れているのが特徴です。

公式サイト:ジェイ・ライン株式会社

7-4. 株式会社かんでんCSフォーラム

市場調査から戦略、コンテンツの作成まで、一手に行う会社です。特に市場調査では、様々なジャンルがある中で、ジャンルに合わせて調査内容を変更しているのが特徴です。

コールセンターの会社としての強みを活かしています。

公式サイト:株式会社かんでんCSフォーラム

7-5. S&Eパートナーズ株式会社

ネット集客において16年の歴史があり、実績を積んでいます。この強みを活かして、ネット集客の仕組みづくりをフルオーダーで請け負うこともあります。顧客には、IT用語を極力使用せず、わかりやすい言葉で説明することを心がける良心的な会社です。

公式サイト:S&Eパートナーズ株式会社

8. まとめ

今回は、WEBマーケティング会社についてご紹介しました。

何気なく見ているWEBサイトやSNS、そして目に止まる広告にも、それぞれ戦略があり販売に繋げたり、商品やサービスをヒットさせています。

こうした流れを知り、戦略的に活用することができれば副業や独立も夢ではないのも、WEBマーケティング会社で働く魅力の一つです。

また、自身のビジネスを飛躍させるために、今後もWEBは不可欠となります。

何がしたいのか、どんな方法が良いのか、独学で進めるだけでなく、WEBマーケティング会社というプロに相談することもお勧めします。

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