2021/11/02

40代にやらないと後悔する3つのこと

生産性向上術（MARC学長谷田部敦）

こんにちは！FunTre株式会社代表の谷田部です。

今回は、後悔しないために40代でやっておくべきことを3つご紹介していきます！

私自身はまだ30代ですが、30代のうちから40代やるべきことをもう準備しています。

30代のうちに準備しておかないと、40代やるべきことはできないと思いますし、40代でやるべきことが出来ていないと50代60代が辛くなってしまいます。

今回はこれまでの私の経験から、40代でやらないと絶対に後悔してしまう3つのことをご紹介していきます。

1. 人生の一勝負をする

40代にやらないと後悔する3つの事の1つ目は、「人生の一勝負をする」ということです。

人生において一勝負をすることは僕自身、ずっと前から決めていました。

「20代30代は、40代で一勝負するために準備してきたんだ」という考えで今まで生きてきました。その理由を説明します。

1-1. 「お金がある」＝「幸せ」ではない

僕は20代で起業しました。起業当初の頃は「会社を作ってバリバリ稼いでやる」と思っていました。

美味しいものを食べる
旅行に行く
贅沢をする
車を買う
服を買う

「お金を稼いで色々な贅沢をしてやる!」という風に思って生きていたので、働くことに対するモチベーションは高かったです。しかし、30代になって実際にある程度のお金が入ってきたとき、何をしていいのか全然わからなかったのです。

僕は元々、栃木から出てきて贅沢なお金の使い方も分からないし、両親は2人とも公務員で、とても堅実な家庭で育てられました。贅沢なんてしたことはないし、きちんと節約して生きてきたので、気づかぬうちに貧乏性になっていたのです。

大学時代は「160円8斤の食パンで何日生きられるかな？」みたいな生活をして、なるべく仕送りを少なくして過ごしていました。

そんな状態の僕が、急にまとまったお金を手にしても、何をすればいいかなんてわからないんですよね。

ハッキリ言って、お金を使うことが全然楽しくありませんでした。

例えば、知り合いの経営者さんに「予約の取れない店が取れたから一緒に行こうよ」って言われて、大人気なお肉の専門店に行ったことがあります。

店員さんからワインリストを渡されたのですが、一番安いボトルワインでも5万円しました。

僕はその時まで1000円のワインボトルしか飲んだことがなかったのに、いきなり5万円のものを飲んだって美味しいのかわかりません。

かと言って、5万円のワインを選んで「こいつ一番安いの選んだな」って思われるのも癪です。しょうがないので、2番目に高いワインを選んで飲んだのですが、正直味が美味しいかなんてわかりませんでした。1000円のワインと比べても、どっちが美味しいか全然理解できません。

お金を持っているからといって、贅沢することは全然楽しくなかったんです。この事実に気づいた瞬間からモチベーションが小さくなり、仕事に対するやる気が落ちてしまいました。

今までは「頑張って稼いで贅沢してやる！」と思っていたので、何のために働けばいいのかわからなくなってしまったんです。

知り合いの経営者の中には「シンガポール移住してなるべく税金下げて暮らしていく」という人もいましたし、「高い車買って高いマンション買って高い服買って生活する」っていう人もたくさんいました。

しかし、僕に中にそのような動機はありませんでした。

1-2. やりがいを見つける

そんな時に出会ったのが、孫正義さんの言葉でした。

以下が、孫正義さんの「人生五十年計画」に書いてあった内容です。

20代で業界に名乗りをあげる
30代で数千億円という軍資金を貯める
40代で一勝負して何か大きな事業に打って出る
50代で事業をある程度完成させる
60代で次の経営陣にバトンタッチして、30年300年以上続く企業を完成させる

これを見た瞬間に「これだ！！」と思い、またやる気を取り戻して会社を大きくしていく決意を固めました。

「人生五十年計画」に書いてあったように、40代は一勝負するタイミングだと思っています。私自身も40代に一勝負するために、30代準備している力を貯めているというイメージで働いています。

50代60代で一勝負して大失敗してしまうと、後戻りをするのはなかなか難しいです。しかし、40代で挑戦をして大失敗したとしても、50代60代で十分取り返せます。

2. SNS

40代にやらないとと後悔する3つのことの2つ目は『SNS』。

Twitter
Facebook
Instagram
YouTube
Clubhouse

SNSであれば何でもOK。どれか一つだけでも本気でやりこむのが大切かなと思います。

なぜなら、40代になると世の中の流行りがだんだんわからなくなってくるからです。特に、若い人が何を考えているのかが理解できなくってくるんですね。

今現在の僕は30代で、しかもWeb系の会社を経営しています。しかし、それでもすでに世の中の流行りにだんだんついていけなくなっています。

とすると、自分が面白いと感じている話でも、周りからはつまらないと思われているかもしれません。これは非常に怖いことではないでしょうか。

僕自身、昔から上司のつまらない話を聞くことは本当に嫌いでしたし、「絶対に自分はこうはならない」と決めていました。

2-1. 僕の経験

僕がまだ会社に勤めている頃、あまり得意ではないけど仕事ができる先輩がいました。

ある日、仕事終わりに先輩から「これから飲みに行くぞ」と誘われ、僕と後輩は居酒屋に連れて行かれました。正直行きたくなかったのですが、先輩の誘いなので断れません。

食事の席では、先輩のつまらない話が一方的かつ延々と続きます。10時になっても全く勢いは衰えず、気づいたら12時になってしまいました。終電の時間が近づいてきたのですが、ちょうど先輩のテンションがピークを迎えていたので、僕らが口を挟める空気ではありません。そのままあっという間に1時をすぎ、終電は無くなってしまいました。

しかし、先輩はそんなことは気にも留めず、3時を過ぎても延々と話し続けます。僕と後輩は完全に心が折れていました。

5時を過ぎ「始発きたしそろそろ帰るか」とようやくお開きになりました。心も体を吸い尽くされた僕と後輩は、先輩とともに店の外に出ました。

すると、先輩が衝撃的な一言を発したのです。

「俺、めんどくさいからタクシーで帰るわ」

俺らが始発まで待っていたのは何だったんだよ……と感じずにはいられませんでした。