【実体験】本には書いていない「人を動かす」方法

おはようございます、谷田部敦です。

「人を動かす」という有名な本があります。

その中には、下記の内容が書かれています。

  • 相手に思いつかせる
  • 人の身になる
  • 対抗意識を刺激する

実際に私自身70人以上社員がいる会社を経営していて思うことは、「本の内容では全然足りない!人が動かない!マジ大変!」ということ。

なので私自身が実際に経営をしながら気づいた、本には書いていない真実の人を動かす方法についてお話していきたいと思います。

1. 相手の土俵で認めてもらう

腕をまくる男

本には書いていない人を動かすための方法1つ目は、「相手の土俵で認めてもらう」ということです。

私の会社はマーケティングの会社なのですが、通っていた美容院でオーナーさんから「共同経営しませんか?」っていうお話をいただきました。

「あっ!ぜひ!!」ということで美容院を経営することになったのですが、ここで初めて美容師と上司と部下の関係になるわけです。

部下になった美容師たちは、もちろん私のことを役員としてある程度の敬意は払ってくれていました。

ただ「何かこうしてください」と私が言っても、なかなかやってくれない。動いてくれませんでした。

「なんでだよ!」って思うのですが、それは当然のことだったのかなと思います。

というのも、向こうとしては「じゃあ、あつしさんハサミ持てるんですか?髪の毛切れるのかよ?」みたいな深層心理があったはずだからです。

そこで私は「なんとかこれを認めさせてやる!」と思っていました。

そのとき美容院グループ全体の社員旅行があって、その社員旅行で夜の飲み会がありました。

美容師さんたちはかなり体育会系なので、当然みんな「カンパ~イ!」ってやったらグラスは一瞬で空になるわけなんですね。

私自身はお酒がめちゃくちゃ弱いのですが、その弱さを微塵も見せずにこっちも手品みたいにピンって空にして対抗していきます。

そしたら、美容師たちは「あれ…?あつしさん飲めるんですね?」みたいにちょっと距離が近くなりました。

ただ、そこからはけっこう地獄でした。

ラッパーをやっている美容師がいて、急にラップ対決が始まります。

「YO!俺たち今日は最高♪あつし盛り上げてくれよこの会場♪」的な感じで私のできないラップバトルが始まり、その後は夜の海に飛び込んだりして青春を味わいながら楽しんでいきました。

ただその後、格段に私の言うことを聞いてくれるようになりました。

上司と部下の関係だとしても結局は人と人なので、その人同士の関係がうまくできていないとなかなか人が動いてくれないわけです。

できれば相手の土俵に入って認めてもらう。これがやっぱり人を動かす1つのコツかなと思います。

2. 実体験を語る

語りかける

2つ目のコツは、「実体験を語る」ということです。

例えば自分の部下が「こういった新規事業をしたいんですよ!」って勢いよく言ってきたときに、ダメな上司は「もうそれ全然ダメだよ。理論的に考えてよ。常識でしょ。無理でしょ。」というふうに言ってしまいます。

これは全く相手に気持ちが通じないですし、やる気がある人ほどゲンナリしてしまいます。

例えば私の場合は失敗エピソードが5000話くらいあるので、下記のように実体験を混ぜて話します。

「もうやりたいことはわかるんだけど、俺の失敗エピソード120話目でこういうことがあったんだよ。さらに887話目では、こんなことが起きたんだ。だから難しいと思うんだ。俺もねやっぱいけるかなと思ってやったんだけど、やっぱり駄目だったから…いやーこれはやっぱりちょっと考え直してもいいかもしれないね」

こんな感じで伝えます。

たとえまったく同じ経験をしていなくても、自分がなんでそう思っているのかということを実体験を混ぜて話せば相手には伝わりやすいメッセージになります。

3. フェアであること

飲み会

3つ目は、「フェアであること」です。

フェア、つまり平等であることはめちゃくちゃ大切です。

会社はフェアじゃないことが多いです。だからといって、上司部下の人間関係までがフェアじゃなくていいわけではありません。

私は会社員時代に外資系の厳しい会社だったので、会社に精算する経費が下記の2種類ありました。

  • 経費精算できる経費
  • 経費精算できなそうな経費

私の努めていた会社では外資系の企業ということもあり、「接待」という概念がそもそもありませんでした。なので「ナンデ、シゴトトルノニサケガヒツヨウナンダ?」という外資系の考え方だったわけです。

ここで経費精算が認められないと自腹の可能性が出てくるわけです。

そうすると悪い先輩社員は、そういう経費精算できなそうな微妙なタクシー代とか飲み会のお金を「お前、領収書切っといてよ」みたいな感じで言ってくるんですね。

で、こっちも「あっはーい」ていう感じで受けながら内心「お前切ってよキタァー…ダメだったら自腹!マジかよぉ~…」みたいな感じで考えていました。

こういうのはフェアではないですし、この人の言うことはもう聞かなくなってしまいます。

ただ一方で、私がすごく尊敬していた上司がどんな細かいものでも上司が払って領収書を切るということをやっていました。

その上司の口癖は「これがフェアだから当たり前なんだ。一番給料をもらっている俺が自腹のリスクを負うのは当たり前なんだ。これがフェアなんだ」っていうふうに言ってました。

この上司が言ってくれたように、上司と部下、先輩後輩だって人間関係はフェアであるべきだと私は思います。

上司の方が給料をもらっているんだから、責任や仕事が重くなるのはもうこれ当たり前。

私は部下が上司のお茶くみをするとか、ありえないと思います。「自分でくめ!」って感じですね。

なので、やっぱり人間関係においてフェアであることが大切。そうすればやっぱり、自ずと人は動いてくれるはずです。

4. まとめ

お辞儀

今日お話したように、人を動かすのは簡単ではありません。

見せかけの気遣いとか、本に書いてあるような質問。もう部下や相手の人は全部わかっています。

こういった小手先が効くのは、やっぱり長くても6ヶ月くらい。その先ずっと長くは続かないと思います。

人を動かしたいと思うなら、小手先ではなく本気で相手にぶつかっていく覚悟がないとやっぱりなかなか難しいのかなと思います。

ぜひ、そういった覚悟をもって人を動かせるようになっていきましょう。

最後にまとめです。

  • 相手の土俵で認めてもらう
  • 実体験を語る
  • フェアであること

それでは、本日はここまで。またお会いしましょう。

 

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