【実体験】すぐやる人が成功するのは本当か?

こんにちは、あつしです。

すぐやる人は成功するのは本当か?という話をしていきたいと思います。

すぐやる人は成功すると聞いたことがあると思います。

じゃあ実際それって本当なのか?それともただの根性論なのか?この見極めは人生においてめちゃくちゃ大事です。

私もこれまで人生で何度もこの疑問と戦ってきました。

今日はこれまでの私の経験をもとにたどり着いた1つの答えをお伝えしていきたいと思います。

それではすぐやる人は成功するのか?という話で、これは私の東大の研究室時代の話からいきたいと思います。

東大研究室時代

研究する男性

東大の研究室時代で、お硬いところがある。そういった組織でした。

スピードも大事ながら、やっぱりクオリティが落ちるなら時間をかけてしっかりと作った方がいいという文化がありました。

「THE・日本」という感じだった気もします。

学生とはいえ厳しくて、「誤字があったら死ね」というレベル。誤字が多い私はもう「君は東大にいるべき人じゃないね」って言われて「はい。申し訳ありません。」っていう感じでした。

もう100点で持っていかないと死んじゃうレベル。

なのですぐやるというよりもクオリティを重視する。その方が成功する。そういった組織でした。

その後、大学院を卒業して外資系の企業に入りました。

そしたらまた状況が変わってきました。

外資系企業のサラリーマン時代

礼儀正しいサラリーマン

外資系企業ということもあり、あまり細かい体裁やクオリティは求められていませんでした。

よりスピーディーにポイントをつかんで仕事をしていくことが求められました。

海外の人はめちゃくちゃラフで、日本人に比べてそこまで細かいところを気にしない。約束の時間も平気で遅れてくる。

日本のようにきっちりかっちりという感じはないので、どちらかというとすぐやることが求められるし、そっちの方が成功しやすいというような文化でした。

一応大きい企業だったので相手の企業もけっこう大きい企業で、最低限の社会人のクオリティは守らなければいけないですし、相手が大きくなればなるほどクオリティは上がっていくイメージがありました。

なので、100点に仕上げる暇があったら80点ぐらいでスピーディーにやってきてくださいという感じです。

その方が成功しますよという感じでした。

そして私はその後独立して起業しました。

そしたら、この概念が一変しました。

起業したら

起業した男性

起業後はとにかくめちゃくちゃ早いです。

起業した仲間同士のやり取りで、こっちがめちゃくちゃ早く出したとしても他の人に比べて2テンポくらい遅れていて「遅いやつは相手にされない」。そういう文化があります。

しばらくそれについていくのに苦しみました。

とにかくすぐやる人が成功する。覚えたことは即実践、即行動。明日やろうは馬鹿やろう。

これがいわゆるすぐやる人は成功するという概念ですね。

起業というのはやってから方向性を見極めるところもありますし、ダメだったらすぐに撤退して方向転換することもあります。

そもそも誰もやったことがないことをやるんだから、100点なんて目指すほうが馬鹿げている。すぐに捨てるかもしれない変えるかもしれないものに時間をゆっくりかけることなんて意味がないという考え方です。

なので起業してからは新商品のアイデアが浮かんだら、その日のうちにお申し込みページを作って申し込みを始めてみることもありました。

ここでは、遅い80点よりも早い40点を大事にする。このことを学びました。

しばらくはそれでやっていたのですが、会社が大きくなって相手先の企業が大きくなってきたときにまた概念がちょっとずつ変わってきます。

会社が大きくなって

人の多い会社

ある企業にホームページを作ってほしいと頼まれました。

「ひとまずサクッと作ってよ」と言われて予算もけっこう少なめだったので、これもスピード重視だなと思ってまずは確認用のラフだと思ってすごいスピードで作って持っていきました。

そしたら相手の方に「10点!」と言われて、めちゃくちゃ怒られました。

「ちゃんと仕事しろ!」と怒鳴られるまで言われました。

「えっ!スピード重視じゃないのか?」

かなりびっくりして、ここでもう一度概念が変わってきます。

その相手の方はスピード重視ではなくて、最初からある程度の完成形を求めていたわけです。

それからはちゃんと相手を見て「質を高めて持っていくべきなのか?」「スピード重視でいくべきなのか?」どちらも対応できないといけないなと気づきました。

それまではスピード!スピード!スピード!スピード!でやってきたので、スピードを高める習慣が身についていました。

なので、割とそこから質を高めていくのは簡単にできたかなと思います。

早い40点を求められていたのが、早い80点を求められていく感覚です。

超大手企業との仕事

大きな会社

現在は大きい会社との取引も増えてきました。

大きい会社との取り引きはほぼすべてにおいて100点近くのものが求められます。

時間もかかるし全体的に遅いのですが、確認する人もいっぱい居るのでしっかりしたものを作っていかないといけない。

時間をかけて大勢参加するミーティングで計画を発表したりするので、この計画を作るのにもかなり時間をかけないといけない。

なので、最初に東京大学時代にやっていたような感覚に戻ってきている感じがします。

その方が大手との仕事は成功するということですね。

結論

出世を選ぶ男性

すぐやるべきかどうか?どっちが成功するかどうかというのは、その時と場合によるというのが結論です。

なのでどっちも対応できるようにしなければいけない。

ただもし起業しているとき、新規事業の立ち上げのときはとにかく早くやった方がいいです。

遅い80点よりも早い40点の方が圧倒的にいい。

ただ相手が質を求める相手であるならば、やっぱり100点を持っていく。時間をかけてでも100点をやっていくことが大事だと思います。

いづれにしてもすぐやる習慣というのは1回身につけておかないといけないので、それさえ身につけておけばスピードを上げながら質も高められるようになるので一度ちゃんと習慣化するのが大事かなと思います。

スピードを上げる習慣を身につけながら、ゆっくり質を高めるやり方も覚えていく。この2つをできるようにしていきましょう。

本日は以上です。

 

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