「SEO対策ってめちゃくちゃ大変だけど、本当に効果あるの?」
「SEOでなかなか効果が出ないときってどこを改善すればいいの?」
この記事を読んでいるあなたは、SEO対策がどのくらいの効果を発揮するのか知りたいのではないでしょうか?
SEOは成果が出るまでに時間がかかるので、本当に売上アップに繋がるのか不安な気持ちになりますよね。
そこでこの記事では、SEO対策の効果や出るまでの期間、成果が出ないときのチェックポイントについて詳しく解説していきます。
SEO対策に成功すれば、少ない労力で継続的にお客様を集められるようになりますよ。
ぜひ最後まで読み、参考にしてみてください。
1. SEO対策の効果は巨大
SEO対策は、成功すれば大きな成果を手にできます。
「WEB上のビジネスは勝者総取り」といわれているように、効果的なSEO対策をすることで突き抜けた売上を得られるでしょう。
SEO対策をするメリットは、主に以下の4つです。
- 対費用効果が異常に高い
- 能動的なユーザーを集められる
- ブランディングになる
- ユーザーのロイヤリティを高められる
1-1. 対費用効果が異常に高い
SEO対策は、対費用効果が異常なほど高い施策です。
1. 上位表示時の流入数
たとえば、月間検索ボリュームが3,000のキーワードで1位表示できたとしましょう。
検索1位コンテンツのCTR(クリック率)はおよそ30%といわれているので、1ヶ月のユーザー流入数はおよそ1,000人と計算できます。
つまり、その記事が1位に居座っている間は、企業が何も手をつけなくても勝手に1,000人のユーザーが集まってくるということです。
2. 固定費はサーバー代のみ
さらに、SEO集客は広告料がかかりません。かかるのは毎月のサーバー代が数千円だけです。
毎月数千円の固定費で1,000人のユーザーを集客できる。まるでウソのような話に聞こえますが、事実です。
一方有料広告は、短期間でユーザーを集められますが、その分広告費がかかってきます。
広告費の支払いを止めると集客も止まってしまう、スポット的な機能です。
強み | 弱み | |
有料広告 | 短期間で集客できる(スポット型) | 課金を払い続けなければいけない |
SEO |
格安で長期的に集客できる(ストック型) |
効果が出るまで時間がかかる |
1-2. 能動的なユーザーを集められる
能動的なユーザーを集めやすいので、商品の成約に繋がりやすいです。
SEOで流入してくるユーザーは、悩みや課題を解決するために検索をし、記事を読みにきています。
そのため、最初から購買意欲が高めなユーザーが集まるのです。
たとえば「ニキビ 治し方 短期間」で検索するユーザーは、すぐにニキビを治す方法を知るために記事を探しています。
そのため、上手くセールスをかければ、すぐにニキビ治療薬を買ってもらえるでしょう。
1. 受動的な見込み顧客は有料広告が効果的
SNSを眺めているときに、広告が流れてくることがありますよね。
この場合は、ユーザーは決して自分から広告を見つけたわけではなく、受動的に見せられている状態です。そのため、すぐに成約してもらうのは難しいでしょう。
一方、商品の存在をユーザーに知ってもらうことには、SEOよりも有料広告の方が向いています。
ターゲットによって、適切な戦略を立てましょう。SEO対策は万能ではありません。
1-3. ブランディングになる
SEO対策は、企業のブランディングにも効果を発揮します。
ブランディングを簡単に言うと「〇〇といえばあの会社だよね」のような、顧客の頭にあるイメージです。
SEO対策は専門的なコンテンツを大量に発信していく施策なので、特定分野に関する企業イメージを強化できます。
ブランディングは商品が選ばれる理由になるため、マーケティングにおいて大変重要な要素です。
1-4. ユーザーのロイヤリティを高められる
既存顧客のファン化にも、SEO対策が役立ちます。
有益なコンテンツを無料で提供し続けることで、ユーザーの心理をつかみ、リピーター化することができるでしょう。
現代は市場が飽和状態なので、新規顧客の獲得だけでビジネスをグロースするのは簡単なことではありません。
いかに既存顧客の気持ちを自社サービスに向け続けるかが、ビジネス成功の分岐点になるでしょう。
2. SEO対策で効果が出るまでの期間は「半年〜1年」
SEO対策が効果を発揮するのは、どんなに短くても開始から半年〜1年後です。
対費用効果が抜群な分、成果を出すためのコストは決して小さくありません。
2-1. Googleが記事を認知するのに時間がかかる
WEB上には毎日、数え切れないほど多くのコンテンツがアップロードされています。
そのため、メディアに記事を投稿してから、その記事の存在をGoogleが認知するまでにタイムラグがあるのです。
投稿から検索順位が安定するまでには、およそ1〜2ヶ月かかるといわれています。
この仕組みを考慮すると、サイト全体として効果が上がるのに長い時間が必要なのは仕方のないことでしょう。
2-2. まずは有料広告を使ってデータを集める
SEO対策を始める前に、有料広告を使って集客してみるのがおすすめです。
前述の通り、有料広告は短時間でユーザーを集められるメリットがあります。
有料広告で顧客のデータを集め、SEO対策の方針設定に生かすことで、戦略の方向性を正しい方向に向けられるでしょう。
- 広告からどんな属性のユーザーが流入したか?(性別、年齢、地域など)
- どのようなタイトルの広告が最もクリックされたか?
- ランディングページに問題はないか?
有料広告は「制約してもらう」ではなく、「顧客のデータを買う」という目的で利用しましょう。
2-3. 業者への外注も検討しよう
自社内に十分なリソースがないなら、SEO対策は業者に外注してしまいましょう。
SEO対策は簡単なものではありません。施策というよりも、1つの「事業」として取り組んでいく意識が必要です。
現時点で1つの事業を立ち上げる人的余裕がないなら、SEO対策専門の企業に委託してください。
3. SEOの効果を測定するツール
SEOの効果を測定できる2つのツールを紹介します。
- Google Analytics
- Google Search Console
3-1. Google Analytics(グーグル アナリティクス)
Google Analyticsは、メディア内のユーザーの動き方(離脱率、スクロール率など)を測定できる無料ツールです。
記事内での動き方といった単純なものから、流入経路やユーザーの細かな属性といった高度なデータまで、Google Analytics1つで解析できます。
サイトに特定のタグをつけるだけで測定できるので、ぜひ使ってみてください。
3-2. Google Search Console(グーグル サーチ コンソール)
Google Search Consoleは、記事のクリック率や表示順位、流入キーワードなどのデータを解析できるツールです。
Google Analyticsが「サイト内のデータ」を対象としているのに対して、Google Search Consoleは「サイトへ入る前の動き」を解析するイメージ。
こちらも無料で使えるので、ぜひ利用してみてください。
4. SEOの効果が出ないときのチェックリスト
SEOでなかなか成果が出ないときのチェックリストを、2つの観点で整理しました。ぜひ参考にしてください。
- 内部対策
- 外部対策
4-1. 内部対策
サイト内の構造を、SEOに最適化するためのチェックリストです。
- コンテンツのテーマは適切か?
- メタタグは適切か?
- 内部リンクを設置しているか?
1. コンテンツのテーマは適切か?
2022年現在、「コンテンツの関連性」がSEOの評価に影響を与えています。
たとえば、フリーランス専門のメディアに「バイクについての記事」を投稿しても、成果は期待できないでしょう。
Googleから「サイトと関連度の低いコンテンツである」と判断されるからです。
逆に内容が全く同じ記事でも、バイク専門メディアに投稿されれば順位は上がります。
サイトのテーマに合ったコンテンツを用意しましょう。
2. メタタグは適切か?
メタタグとは、以下の2つを指します。
- タイトル
- メタディスクリプション(タイトルの下に表示される、記事の説明文)
メタタグは検索画面に表示され、クリック率に大きく影響します。
どんなに高品質な記事を作成しても、クリックされなければスタートラインにも立てません。
クリックされやすいメタタグを作るには、以下を意識しましょう。
- サジェストワードを盛り込む
- 内容が気になるワードを盛り込む
- 記事を読むメリットを盛り込む
3. 内部リンクを設置しているか?
内部リンクは積極的に設置しましょう。
なぜなら、Googleのロボットが回遊しやすくなるからです。
Googleのロボットは、外部リンクや内部リンクを辿りながら特定の記事を訪問します。
Googleに発見された記事はインデックスされ(データベースに入れられる)、検索結果に表示されるようになります。
内部リンクを適切な位置に置き、ロボットとユーザーが回遊しやすいサイトを作りましょう。
4-2. 外部対策
第三者からの信頼を集めれば、サイト全体のパワーが上がります。
外部対策にも力を入れ、SEO上位表示を目指しましょう。
- SNSでの露出をしているか?
- オリジナリティのあるコンテンツを作れているか?
1. SNSでの露出をしているか?
多くのユーザーに記事を読んでもらうためには、検索結果以外でもコンテンツを露出していくことが効果的。
そこで役立つのが、SNSによる拡散です。
SNSで拡散しても、SEOに直接的な影響はありません。
ただ、SNS経由で人が集まってPV数が伸び、結果的にSEOの順位が上がることはあるでしょう。
2. オリジナリティのあるコンテンツを作れているか?
SEO上位化を目指す上で、質の高い被リンクを獲得することは欠かせません。
被リンクとは、自分の記事が他のメディアに引用されることです。
Googleは「被リンクされた記事」=「第三者に評価されている記事」=「信頼できる」と考えるため、表示順位に影響を与えます。
そして、被リンクを獲得するのに効果的なアクションが「オリジナリティの高いコンテンツを作ること」です。
- 他のメディアでは読めない記事になっているか?
- オリジナルの図解やグラフ画像が使われているか?
- 情報はどこよりも新しいか?
以上の特徴を満たせるようなコンテンツを作りましょう。
5. まとめ
ここまで、SEOの効果や必要な期間、効果が出ないときにチェックするポイントについて解説してきました。
本記事の内容を簡単にまとめます。
- SEOはストック型の施策なので、長期的な効果が期待できる。
- SEO対策で成果を上げるには、少なくとも半年〜1年は必要。リソースに余裕がないなら外注を検討しよう。
- SEOがうまくいかないときは、内部施策と外部施策の2点から改善点を見つけよう。
SEO対策は決して楽ではありませんが、成功できれば大きなリターンを見込めます。
ぜひ本記事を参考に挑戦してみてください!